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科目名書道実習D(仮名)
担当者齊藤 まゆみ
開講期2025年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法実習
授業形態対面(全回対面)
オンライン実施回
全回対面
授業題目仮名の書の学習
授業の到達目標わが国独自の文字である仮名の成立過程を理解するとともに、平仮名、変体仮名の単体と、それらを続けて書く連綿の書き方に慣れ、平易な散らし書きができるようになる。
今年度の授業内容平仮名と変体仮名の単体を習得した後、2〜5字の連綿を学ぶ。拡大臨書も取り入れ線とリズムを体感する。その後、古筆、蓬莱切を臨書し、平易な散らし書きを学ぶ。さらに短冊に高野切一種を臨書することによって、短冊の書式を理解するとともに、古筆臨書への導入とする。
最後は条幅や半懐紙の作品制作をも試みる。
準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前に教科書や配付資料の関連箇所を読んで内容の理解に努めるとともに、疑問点を整理しておく。授業後は内容を再確認して、理解を深めること。 1回平均約45分
自習に関する一般的な指示事項書の学習には、手習い(実習)とともに目習い(鑑賞)も欠かせません。古筆を鑑賞したり、出版物などにより鑑賞眼を養うよう努めること。
授業の特徴(アクティブラーニング)体験学習・調査学習
第1回仮名の成立過程と発達の歴史
用具用材、姿勢と執筆法
第2回姿勢と執筆法
平仮名(いろは単体①い~む)
第3回線を観る、平仮名(いろは単体②う~ん)
第4回拡大練習、基本のかなの線

第5回古筆「蓬莱切」から学ぶ。大筆を使って
第6回変体仮名を学ぼう。「あ~の」まで
第7回変体仮名を学ぼう。「の~を」まで連綿(連綿の意義と方法)拡大臨書

第8回連綿(連綿の意義と方法)古筆の鑑賞

第9回高野切第三種を臨書しよう。
字形の特徴をつかむ
第10回高野切第一種を学ぶ
高野切三種との書風違いをとらえる
第11回短冊に高野切第一種を書こう
第12回関戸本古今集
高野切三種・一種との書風の違いを感じる
線を観て臨書する
第13回関戸本古今集を条幅に拡大臨書する
第14回仮名の古筆鑑賞
現代仮名作品の鑑賞
まとめ
授業の運営方法対面授業とする。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法毎回の実技課題に対して個別に講評するほか、レポートなどに対する講評を伝える。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 20% 理解度
授業参加 30% 積極的な授業姿勢
その他 50% 課題作品の完成度
評価内容(評価方法、評価基準4) 課題作品の完成度
テキスト 教材の課題資料を配布する。
参考文献 大学書道学会編『書の古典と理論』、光村図書(改訂版)

その他、履修生への注意事項 小筆、大筆、固形墨使用。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】