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科目名人文学特殊講義(総合文化)C
担当者森谷 裕美子
開講期2025年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業形態対面(全回対面)
オンライン実施回
全回対面
授業題目東南アジア文化論
授業の到達目標1 世界とのつながりという観点から東南アジアの社会・文化を分析できるようになる。
2 東南アジアの人々の文化を理解し、文化の多様性を尊重 できるようになる。
今年度の授業内容日本と地理的に近いだけでなく、歴史的、文化的、経済的にも繋がりの深い東南アジアは、社会や文化の面できわめて多様な国々から構成されており、このような多様性を理解するには、長い歴史のなかで培われた彼らの文化と社会の仕組みについて深く学ぶ必要がある。そこで本講義では、東南アジアの社会と文化に関する基本的な知識について概観するとともに、現代の東南アジア社会の抱える問題を日本との関係で学ぶことで東南アジア地域の諸相を多角的に理解し、世界における東南アジア文化の位置づけを考える。
準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について授業でノートしたことを整理し、関連文献を読むなどして理解の深化に努めること。 1回平均約190分
自習に関する一般的な指示事項日頃から新聞、テレビなどのニュースで東南アジアの出来事に関心を持ち、資料を収集すること。 
授業の特徴(アクティブラーニング)リアクションペーパー/ミニテスト
第1回東南アジアとは:東南アジアの定義を考える <映像資料使用>
第2回1 民族の多様性 (1) 民族移動と分布
第3回1 民族の多様性 (2) 「伝統的」な文化と外来の文化
第4回1 民族の多様性 (3)  周縁化される人々 <映像資料使用>
第5回2 宗教の重層性 (1) アニミズムと外来の宗教の伝播 <映像資料使用>
第6回2 宗教の重層性 (2) イスラーム
第7回2 宗教の重層性 (3) ヒンドゥー <映像資料使用>
第8回2 宗教の重層性 (4) 仏教 <映像資料使用>
第9回2 宗教の重層性 (5) キリスト教 <映像資料使用>
第10回3 日本との関係 (1) 人の移動とアジア太平洋戦争
第11回3 日本との関係 (2) 戦後の暮らし
第12回3 日本との関係 (3)-1 文化摩擦:アニメ <映像資料使用>
第13回3 日本との関係 (3) -2 文化摩擦:映画 <映像資料使用>
第14回総括:これまでの内容を総括し、世界における東南アジア文化の位置づけを考える。 
授業の運営方法パワーポイントと映像資料を用いて授業を行う。これに合わせて、授業の理解度を問う小テストや映像資料を見ての課題が授業時間内にある。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法課題・小テストについては、次回の授業にて講評を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 60% 授業内容の理解度を問うテスト
その他 40% 課題・小テスト
テキスト 独自に作成した資料を授業時間内に配布する。
参考文献
今井昭夫編『東南アジアを知るための50章』明石書店、2014年(ISBN-13:978-4750339795 )
・久志本他編『東南アジアのイスラームを知るための64章』明石書店、2023年(ISBN:978-4750355245)
・大野拓司他編『フィリピンを知るための64章』明石書店、 2016年(ISBN-13:978-4750344560 )
・綾部真雄編『タイを知るための72章』明石書店、2014年(ISBN-13:978-4750340371 





その他、履修生への注意事項 授業スケジュールは、授業の進み具合によってずれることがあるので注意すること。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】