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科目名人文学特殊講義(総合文化)A
担当者鈴木 明子
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目日本の食文化
授業の達成目標日本における食文化の変遷についての基礎的知識を身につけるために、以下を到達目標とする。
・日本の食の歴史と地域性について説明できる。
・現代社会における食の問題点について理解し、自分なりの見解を述べることができる。
今年度の授業内容世界中から日本を訪れる人々が増え、日本の食に関心が寄せられています。そのような中で、和食が世界遺産に登録されました。こうした一方で、学校で朝食が提供されるようになったり、また食育の必要性が叫ばれてもいます。このような食生活の変化はどのように起こったのでしょうか。また、そうした中で食育とは何を目的として行うべきものなのでしょうか?
日本人の食生活について、民俗学の研究から概観するとともに、現代の我々の食生活について振り返り、その変化や問題点を探るとともに、現代社会における食の問題点について考察していきます。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について授業で取り上げるテーマを事前に明示するので、あらかじめ辞書や参考文献等で予習し、予備知識を持って授業に出席すること。
授業終了後は、配布プリントや講義ノートを整理し、自分なりの理解を深めておくこと。
分からない部分について、質問できるように心がけること。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項紹介した参考文献はよむこと。家での食生活に注目し、自分の子供時代を思い出したり、身近な両親や祖父母などの子供時代について、話を聞くように務め、情報収集すること。
第1回ガイダンス
第2回食文化の変遷 一 食物
第3回食文化の変遷 二 食事の回数
第4回食文化の変遷 三 食の場
第5回食文化の変遷 四 道具
第6回食事のマナー
第7回中間のまとめ
第8回食の時代差 1 明治期の農村の食
第9回食の時代差 2 食の周辺
第10回食の地域差
第11回現代人の食生活と食文化
第12回行事と食文化
第13回食育について
第14回まとめ
授業の運営方法授業計画は以上の通りですが、時事に応じて変更する可能性があります。
講義形式で授業を行いますが、ときに映像資料を活用します。必要に応じて資料を配付します。
ガイダンス時に詳細を述べるので必ず出席すること。
当科目では、ポータルのQAでの報告には原則対応しないため注意すること。
忌引、実習、就活、インターン参加等による欠席、その他欠席報告や質問等は、授業時のアンケートで受け付ける。
事前報告の場合、実際に欠席となるか不明であるため、欠席後の報告を原則とすること。

対面授業実施予定であるが、社会情勢等の変化により遠隔授業実施の場合は、Microsoft Teams等によるリアルタイム授業を基本とする。
「その他、履修生への注意事項」を参照のこと。

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法授業内課題については、課題実施後の授業時間内に可能な限り講評を行う。
質問に関しては、原則授業終了時に対面で受け付ける。
授業時間内にポータルのアンケート機能において寄せられた質問や感想については、次回授業時にフィードバックを行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 0% 実施しない
授業参加 30% 課題提出
その他 70% 基礎知識に関する期末テスト
テキスト テキストはとくに指定しない。必要に応じて資料やレジュメを配付する。
参考文献 岩村暢子『変わる家族 変わる食卓』中公文庫
江原絢子他著『食文化から社会がわかる!』青弓社
江原絢子他著『日本食物史』吉川弘文館
その他、履修生への注意事項 私語厳禁。もうすぐ社会に出て行く大人として当然のマナーを守ること。

出席について
対面授業の場合、ポータルのスマホ出欠機能を原則として利用し、遅刻の確認としてのみ出席カードを併用する。 
3分の1以上欠席した場合は、多欠により、単位を認めないため注意すること。
やむを得ない欠席については欠席後に申告すること。

遠隔授業実施時の対応について
教材の配信と課題の回収はポータルを利用して行う。
Teams等大学指定の会議ツールを用いて、リアルタイムで授業を行う。
遠隔授業の出席確認は、ポータルのアンケート機能を用い、課題提出を併用して出席とする。

卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】