科目名 | 人文学特殊講義(日本史)A |
担当者 | 清水 光明 |
開講期 | 2025年度秋学期 |
科目区分 | 週間授業 |
履修開始年次 | 3年 |
単位数 | 2単位 |
授業の方法 | 講義 |
授業形態 | 対面(全回対面) |
オンライン実施回 | — |
| 全回対面 |
授業題目 | 日本近世の古文書を読む |
授業の到達目標 | 江戸時代の人々が筆で書いた文書を2~3種類読解することで、古文書解読や史料批判といった歴史学研究(とくに日本近世史研究)の基礎を習得し、古文書の文面と内容を説明できるようになる。 |
今年度の授業内容 | 全14回の授業を通して、2~3種類の文書を読みます。一つは、比較的かなが多い文書です。物語的な内容のものにするか、事件的な内容のものにするかは皆さんの意見を参考にして決めます。もう一つは、候文と言われる、近世日本に典型的な和漢文で書かれた文書です。武家文書にするか百姓文書にするかは、字体と中身を少し見た上で皆さんの意見を参考にして決めます。 |
準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 辞書を引きながら史料を読み進めてみること(予習、1時間)。授業の内容を踏まえて史料を読み直し、さらに次の週の箇所を読み進めてみること(復習、1時間)。 |
1回平均約190分 |
自習に関する一般的な指示事項 | 最初は全く読めないかもしれません。が、毎回、予習・復習を怠らなければ、半年後にはかなり読めるようになります。 |
授業の特徴(アクティブラーニング) | 反転授業(知識習得の要素を教室外に済ませ、知識確認等の要素を教室で行う授業形態) |
第1回 | ガイダンス:2〜3種類の文書全てと、工具書の紹介・活用方法、史料学・アーカイブズ学についての解説、解読の分担を決定。 |
第2回 | 古文書を読むための基礎知識の提供: |
第3回 | 文書①《翻刻された史料》の読解:基礎編 |
第4回 | 文書①《翻刻された史料》の読解:発展編 |
第5回 | 文書①《翻刻された史料》の読解:応用編 |
第6回 | 文書②《かな多め》読解:基礎編 |
第7回 | 文書②《かな多め》読解:発展編 |
第8回 | 文書②《かな多め》読解:応用編 |
第9回 | 文書③《漢字多め》読解:基礎編 |
第10回 | 文書③《漢字多め》読解:発展編
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第11回 | 文書③《漢字多め》読解:応用編
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第12回 | 古文書読解の総復習:基礎編 |
第13回 | 古文書読解の総復習:応用編 |
第14回 | 古文書読解の総復習:発展編 |
授業の運営方法 | 毎回、教員が学生をランダムに指名する。指名された学生は黒板に出て担当箇所の文字を書き、教員がそれを訂正する。最初のうちは復習に力を入れ、一度出た文字はよく眼に焼き付けておく。そうすると、回を重ねるにつれて、予習だけでもかなり読めるようになる。同時に、苦手な文字を適宜復習しておけば、いつの間にかすらすらと読めるようになる。一回でも欠席すると大きく遅れを取ることになるので、止むを得ず欠席した場合は、必ず友達や知り合いから読みを書き写しておくこと。 |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 毎回、学生が黒板に書いた文字を教員が訂正する。 |