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科目名人文学特殊講義(日本文学)D
担当者小仲 信孝
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目樋口一葉−女性職業作家の誕生−
授業の達成目標女性職業作家のパイオニアであった樋口一葉の生涯をたどり、なぜ、作家の道を選んだのか、女性ゆえに乗り越えなければならなかった時代の壁は何だったのか、その苦闘の軌跡を説明できるようになることを授業の目標とする。
今年度の授業内容25年という樋口一葉の短い生涯を概観した上で、その作品世界に分け入りながら、女性登場人物たちに託された一葉の時代認識を読み取る。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前にポータルで配信する授業資料を読み、疑問点を確認して問題意識を持っておく。講義終了後は、講義内容を参照しながら、理解が深まったか検証しておくこと。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項作品を事前に文庫本で読んでおくこと。
第1回ガイダンス
第2回一葉の生涯(1)−萩の舎入塾まで−
第3回一葉の生涯(2)−一葉の立志幻想−
第4回一葉の生涯(3)−職業作家への道−
第5回一葉の生涯(4)−一葉の片恋−
第6回一葉の生涯(5)−文学的自立を求めて−
第7回一葉の生涯(6)−塵の中へ−
第8回一葉の小説を読む「大つごもり」「わかれ道」−働く女性たち−
第9回一葉の小説を読む「十三夜」(1)−没落士族の娘−
第10回一葉の小説を読む「十三夜」(2)−原田勇の実像−
第11回一葉の小説を読む「たけくらべ」(1)−吉原という場所−
第12回一葉の小説を読む「たけくらべ」(2)−子どもたちの時間−
第13回一葉の小説を読む「たけくらべ」(3)−たけくらべ論争−
第14回一葉の小説を読む「たけくらべ」(4)−文学テクストの読み方−
授業の運営方法講義形式で行う。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法授業終了後、全体的な講評をポータルで配信する。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 80% 期末レポート
授業参加 20% 積極的・協力的な授業態度
その他 0% 実施しない
テキスト テキストについてはプリントで配布する。
参考文献 樋口一葉「大つごもり・十三夜」(岩波文庫)、樋口一葉「にごりえ・たけくらべ」(岩波文庫)
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】