科目名 | 人文学特殊講義(日本文学)C |
担当者 | 石井 正己 |
開講期 | 2024年度春学期 |
科目区分 | 週間授業 |
履修開始年次 | 3年 |
単位数 | 2単位 |
授業の方法 | 講義 |
授業題目 | 江戸の昔話絵本を読む |
授業の達成目標 | 江戸時代になると、昔話は口承だけではなく、絵本の形式で享受されるようになる。それは、世界に誇る日本のマンガの源流とも言える。この授業では、代表的な昔話絵本を取り上げて、その思想や表現を総合的に読み解き、文化的な意義を理解することができるようになる。 |
今年度の授業内容 | 主要な作品を1回1作品ずつ読んでゆき、江戸の昔話絵本の世界を実感できるようにしたい。特に、絵本は本文と絵画が密接に対応するので、その構造を明らかにする。それとともに、現代の昔話絵本にも触れ、歴史的な変遷にも言及する。 |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 必ず事前にその時間に扱う作品を一読し、全体を把握するとともに、疑問をもって授業に臨む。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 江戸の絵本で学んだことを、現代の美術・漫画などの文化の理解や進展につなげる発想を身に付ける。 |
第1回 | 授業の説明、課題の提出方法 |
第2回 | 江戸時代の昔話絵本 |
第3回 | 桃太郎 |
第4回 | かちかち山 |
第5回 | 猿蟹合戦 |
第6回 | 舌切り雀 |
第7回 | 花咲か爺 |
第8回 | 鉢かづき |
第9回 | 紅皿欠皿 |
第10回 | 鼠の嫁入り |
第11回 | 化物嫁入り |
第12回 | 金太郎 |
第13回 | 猿の生き肝 |
第14回 | 授業の総括、課題の返却 |
授業の運営方法 | ①映像をつかいながら、対面の授業で行う。 ②出席は毎回、「スマホ出席」で登録してください。 |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 授業の最後に課題を返却する。 |