科目名 | 西洋哲学史 | |
担当者 | 三笠 俊哉 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 西洋哲学の歴史 - 古代から近代まで | |
授業の達成目標 | 古代ギリシャから始まる西洋哲学の歴史を検討し,以下のことを目指す。 ・「無知の知」「普遍」「因果性」「経験論」「合理論」といった哲学的概念について,個別の哲学者に言及しながらその内容を説明できる。 ・個別の哲学的概念についての理解を元に,哲学の歴史的な変遷について論述できるようになる。 |
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今年度の授業内容 | 哲学を学ぶということは哲学史に尽きるわけではないが、西洋哲学は紀元前7世紀のギリシャから脈々と続く歴史の上に成り立っている。したがって、現代の哲学も過去から連続したものであり、過去の哲学者達がなにを考えてきたのかを学ぶことは、現代の哲学や思想を学ぶ上で重要である。 そこで本講義では、哲学の起源とされるソクラテス以前の哲学者から18世紀までの哲学の歴史を検討する。過去の哲学者の思想はそれぞれの時代の影響を受けていながらも、そのなかに現代にも通じる問題提起を含む。したがって、現代社会を批判的に見るための重要な手がかりを与えてくれるはずである。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に講義資料の該当箇所を読み,疑問点を整理しておいてください。 授業後は,理解した内容を自分なりに整理しておくこと。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 参考文献に挙げられたもののうち自分の興味に関連する箇所を読んでおくこと。 | |
第1回 | ガイダンス。哲学の起源について | |
第2回 | ソクラテス以前の哲学からソクラテスまで | |
第3回 | プラトンの哲学 | |
第4回 | アリストテレスの哲学 | |
第5回 | ヘレニズムの哲学(アテナイ以後のギリシャ哲学) | |
第6回 | 哲学とキリスト教 | |
第7回 | 中期・後期スコラ哲学 | |
第8回 | デカルトの哲学(合理論) | |
第9回 | スピノザ・ライプニッツの哲学(合理論) | |
第10回 | F.ベーコンとロック(経験論) | |
第11回 | バークリとヒューム(経験論) | |
第12回 | カントの哲学(1)認識の限界 | |
第13回 | カントの哲学(2)実践理性批判 | |
第14回 | ドイツ観念論(ヘーゲルの哲学) | |
授業の運営方法 | 授業は講義形式で進める。 information portal,Teamsで講義資料のPDFファイルを公開する。 遠隔授業になった場合は,Teamsによるライブ配信になる。。動画アドレス等はinformation portalで告知する。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | レポートについて,後日全体について解説を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
小論文・レポート | 80% | 中間・期末の2回のレポート |
授業参加 | 20% | 授業時にコメントカードを提出してもらう。 |
テキスト | 指定しない。 |
参考文献 | 『西洋哲学史 古代から中世へ』, 熊野純彦, 岩波書店, 2006年, 903円 『西洋哲学史 近代から現代へ』, 熊野純彦, 岩波書店, 2006年, 903円 『西洋哲学の軌跡』, 三崎和志, 水野邦彦, 晃洋書房, 2012年, 2835円 『哲学の歴史 1-12』,中央公論社 『西洋哲学史』,野田又夫,筑摩書房,2017年. |
その他、履修生への注意事項 | 授業資料の配付,授業への質問フォームとしてTeamsを使用する。 Teamsへの参加コードは初回授業時に伝える。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 人文学科】 |