科目名 | 現代思想 | |
担当者 | 三笠 俊哉 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 現代社会を考える営みとしての現代思想 | |
授業の達成目標 | 現代社会を動かしている原動力は経済や政治だけではない。これらの背後には民族や国家や地域で共有されている文化や思想がある。本講義では主に以下のことを目指す。 ・19世紀の思想家たちの思想についてそのキーとなる概念に触れながら説明することができる。 ・20世紀の思想家たちの思想についてそのキーとなる概念に触れながら説明することができる。 |
|
今年度の授業内容 | 現代思想の源流をカントの哲学に定め、それ以降の19世紀から20世紀にいたる現代思想の主潮流を考察の対象とする。西洋哲学史との違いは、思想の流れを時系列にしたがって哲学者を中心にみていくというよりは、各時代の哲学者達が共有していた主要なテーマとは何なのかを中心に考察を進めることにある。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に講義資料の該当箇所を読み,疑問点を整理しておいてください。 授業後は,理解した内容を自分なりに整理しておくこと。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 参考文献に挙げられたもののうち自分の興味に関連する箇所を読んでおくこと。 | |
第1回 | ガイダンス | |
第2回 | 近代哲学の完成としてのカント哲学 | |
第3回 | ドイツ観念論-フィヒテとシェリングの哲学 | |
第4回 | ヘーゲルの哲学 | |
第5回 | 経済学批判の哲学:マルクス | |
第6回 | 近代批判としてのニーチェ哲学 | |
第7回 | 無意識の発見-フロイトの思想 | |
第8回 | 「何を確実に知ることができるのか?」− フッサールの現象学 | |
第9回 | 実存主義 − ハイデガーの哲学 | |
第10回 | 科学主義とその批判 | |
第11回 | 科学の危機の思想的側面 | |
第12回 | 科学と非科学の境界から見た科学思想 | |
第13回 | 現代の正義論 −リベラリズムとリバタニアリズム。まとめ | |
第14回 | 正義と潜在能力アプローチ・フェミニズム | |
授業の運営方法 | 授業は講義形式で進める。 information portal,Teamsで講義資料のPDFファイルを公開する。 |
|
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | レポートについて,後日全体について解説を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
小論文・レポート | 80% | 中間・期末の2回のレポート |
授業参加 | 20% | 授業時にコメントカードを提出してもらう。 |
テキスト | 指定しない。 |
参考文献 | 『現代思想の源流』, 今村仁司, 三島憲一, 鷲田清一, 野家啓一, 矢代梓, 講談社, 2003年, 1620円 『西洋哲学史 近代から現代へ』, 熊野純彦, 岩波書店, 2006年, 903円 『理性の限界』, 高橋昌一郎, 講談社, 2008年, 740円 『カントからヘーゲルへ』,岩崎武雄,東京大学出版会,2012年. 『哲学マップ』,貫成人,ちくま新書。2004年. |
関連ページ | 指定しない。 |
その他、履修生への注意事項 | Teamsを講義資料の配付とリアクションペーパーに使うので,初回の 授業時には各自チームに参加してください。 Teasmコードは初回授業前に掲示する。 遠隔授業になった場合には,Teamsのオンライン会議機能を使っての授業となる。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 人文学科】 |