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科目名女性と文化
担当者森谷 裕美子
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目現代社会におけるジェンダー
授業の達成目標1 ジェンダーに関する基礎的な概念や問題を理解し、これを言語化して人に伝えられるようになる。
2 日常生活のあらゆる場面においてジェンダーセンシティブになることで、現代社会における偏見や差別を批判的に検討することができるようになる。
今年度の授業内容ジェンダー研究の歴史や性をめぐる基礎的な概念、人間が作り出した文化的ルールとしての「婚姻」、婚姻によって形成される家族のあり方の多様性、女性の穢れと宗教の関係を文化人類学的アプローチから学ぶことで現代社会におけるさまざまなジェンダーの問題を考える。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について授業時にきちんとメモを取り、毎回、その内容を復習し次の授業に臨むこと。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項新聞・テレビなどのメディアからジェンダーに関する情報を広く収集するとともに、日常生活のあらゆる場面にみられる「ジェンダー規範」に気づくよう自覚的に生活すること。
第1回イントロダクション:日常生活の場面から「ジェンダー」とは何か考える <映像資料使用> 
第2回1 文化人類学におけるジェンダー研究:マーガレット・ミード
第3回2 性 (1) 性とは何か:性的カテゴリー <映像資料使用> 
第4回2 性 (2) 男になる・女になる:ジェンダー儀礼 <映像資料使用> 
第5回2 性 (3) 第3のジェンダー:第3のジェンダーの多様性 <映像資料使用> 
第6回3 家族の結びつき (1) 婚姻の多様性
第7回3 家族の結びつき (2) 性と生殖
第8回3 家族の結びつき (3) 家族内関係と性別役割分業
第9回3 家族の結びつき (4) 現代社会における家族と家族内関係
第10回4 宗教と女性 (1) 宗教における女性の地位
第11回4 宗教と女性 (2) 宗教における差別 - 1 日本の宗教と女性
第12回4 宗教と女性 (2) 宗教における差別 - 2 イスラームと女性  <映像資料使用> 
第13回4 宗教と女性 (2) 宗教における差別 - 3 ヒンドゥー教と女性
第14回4 宗教と女性 (3) 穢れの観念  <映像資料使用>
授業の運営方法パワーポイントと映像資料を用いて授業を行う。これに合わせて、授業の理解度を問う小テストや映像資料を見ての課題が授業時間内にある。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法小テスト・課題に対しては、次回の授業にて講評を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 60% 授業内容の理解度を問うテスト
その他 40% 小テスト・課題
テキスト 独自に作成した資料を授業時間内に配布する。
参考文献 ・ミード『男性と女性』上下、東京創元社、1973年・DVD『母たちの村』
・原ひろ子『ヘヤー・インディアンとその世界』平凡社、1989年(ISBN:978-4582481044)
その他、履修生への注意事項 授業スケジュールは、授業の進み具合によってずれることがあるので注意すること。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】