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科目名西洋図像学
担当者剱持 あずさ
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目西洋絵画の主題と解釈
授業の達成目標西洋絵画に表現された図像について基礎的な知識を身につける。
いくつかの伝統的な西洋絵画に描かれた図像の意味やその歴史的背景について理解し、描かれている内容を自らの言葉で説明できるようになる。
今年度の授業内容伝統的な西洋絵画の内容を深く理解するためには、描かれている図像についての知識が欠かせません。キリスト教の図像や、ギリシア・ローマ神話の図像を、西洋美術史上の有名作品を通じて学習します。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について授業前に西洋美術史の通史の本を読み、大まかな美術の流れを学習すること。
授業後は、関連図書を読んだり、興味をもった芸術家や作品をインターネットで調べたりして知見を深める。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項興味のある作品があったら、インターネットや美術全集等で関連作品を見たり、関連書籍を読んだりすること。美術館やギャラリーにも積極的に行き、作品に触れることがのぞましい。
また、聖書やギリシア・ローマ神話関連の図書を読み、作品の背景となる物語についての知識を増やすこと。
第1回イントロダクション:西洋伝統絵画のジャンルと主題、図像学と図像解釈学について
第2回キリスト教の図像(1):キリスト教美術について/旧約聖書の主題1
第3回キリスト教の図像(2):旧約聖書の主題2
第4回キリスト教の図像(3):旧約聖書の主題3
第5回キリスト教の図像(4):イエスの生涯1 受胎告知、キリストの降誕など
第6回キリスト教の図像(5):イエスの生涯2 ラザロの復活、最後の晩餐など
第7回キリスト教の図像(6):最後の審判など
第8回キリスト教の図像についての復習とまとめ
第9回ギリシア・ローマ神話の図像(1):神話の神々とアトリビュート/オリュンポス12神にまつわる主題
第10回ギリシア・ローマ神話の図像(2):ヴィーナスをめぐって①
第11回ギリシア・ローマ神話の図像(3):ヴィーナスをめぐって②
第12回擬人像と寓意表現について
第13回寓意画をよみとく
第14回全体のまとめ
授業の運営方法講義形式の授業です。授業中に、記述形式の課題を行うことがあります。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法小課題(授業後のコメントシート含む)を回収後、授業時に内容を紹介し、講評します。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 0%
授業参加 40% 授業中や授業後の小課題の提出により、参加度と理解度を評価します。
その他 60% 期末テスト(持ち込みあり・記述問題含む)により、授業内容の理解度を評価します。
テキスト 特になし。必要に応じて、資料を配布します。
参考文献 高階秀爾監修 『カラー版西洋美術史』(増補新装版)、美術出版社、2002年
高階秀爾・三浦篤編 『西洋美術史ハンドブック』、新書館、1997年
三浦篤 『まなざしのレッスン ①西洋伝統絵画』、東京大学出版会、2001年 
ジェイムズ・ホール 『西洋美術解読事典』、高橋達史ほか訳、1988(新装版:2004).
オウィディウス 『変身物語』(上・下/岩波文庫)、中村善也訳、1981.  などが基本文献となります。
ほか、授業中適宜に紹介します。
その他、履修生への注意事項 出席について:ポータルシステムの「スマホ出席登録」を使用して、出席確認を行います。詳しくは初回授業で説明します。


卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】