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科目名近代美術史(鑑賞を含む)
担当者増野 恵子
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目日本近代美術史
授業の達成目標主に幕末〜明治以降の日本の近代美術について、基本的な知識を身につける。この時代は歴史的・社会的に大きな変化が生じており、美術を巡る動きにも西洋からの影響など様々な要因が絡んでくるが、その結果生まれた様々な作例について学ぶとともに、近代美術史の大きな流れを把握できるようにする。
今年度の授業内容江戸後期から昭和戦前期までの時代の美術を、おおむね時系列に沿って学ぶ。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について授業時に配布する資料を授業後に再度読み返し、授業で学んだ内容を再確認し、不明な点などがあれば自習を行う(計60時間)。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項普段からニュースや展覧会について意識し、関連のありそうな展示には積極的に出かけていくようにして下さい。
第1回1. イントロダクション/キリシタン美術……授業の方針や趣旨の説明を行うとともに、近世以前の洋風美術について概観する。
第2回2. 江戸の洋風画①……江戸後期の蘭学の勃興にともなって生まれた洋風画について学ぶ。
第3回3. 江戸の洋風画②……江戸末期の錦絵にあらわれた洋風表現について学ぶ。
第4回4. 見学会……授業と関連のある展覧会に見学に行き、知識を深める。
第5回5. 幕末〜明治初期の洋風画①……幕末〜明治初期に描かれた洋画および洋風画とその作者について学ぶ。
第6回6. 幕末〜明治初期の洋風画②……幕末〜明治初期に描かれた洋画および洋風画とその作者について学ぶ。
第7回7. 万国博覧会と工部美術学校……日本近代美術の確立に大きな役割を果たしていた万国博覧会と、工部美術学校について学ぶ。
第8回8. 海外留学生たち①……明治初期、日本から美術を学ぶために海外に留学した人々について学ぶ。
第9回9. 海外留学生たち②……留学先のフランスから帰国し、日本の美術界を大きく変えた黒田清輝について学ぶ。
第10回10. 東京美術学校と「日本画」の誕生……御雇い外国人アーネスト・フェノロサの活動と東京美術学校の設立について学ぶ。
第11回11. 岡倉天心と日本美術院……岡倉天心が設立した日本美術院の活動と、天心の弟子達が生み出したものについて学ぶ。
第12回12. 明治末期〜大正初期の美術……国が主催する美術展覧会の出現とそれによって生まれた変化について学ぶ。
第13回13. 大正期〜昭和期の美術①……明治末期から大正初期にかけて大きく変化する美術の動向について学ぶ。
第14回14. 大正期〜昭和期の美術②……関東大震災後に生じた新しい美術の動向と、美術が戦争にどのように巻き込まれ、また関与していったかについて学ぶ。
授業の運営方法授業は基本的に対面で行い、毎回コメントシートあるいは小課題の提出を求める。
また授業期間内に学外への見学会を複数回実施する予定である。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法コメントシートの内容や課題について、次回の授業内で取り上げ、フィードバックを行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
授業参加 40% コメントシートないしは小課題の内容を通じて授業参加度を評価する。
小論文・レポート 60% 期末にレポートを課す。
テキスト 特に指定しない。
参考文献 授業内で必要に応じて言及する。
その他、履修生への注意事項 授業内容は諸事情によって変更される場合がある。
展覧会見学会は、該当する展覧会が開催されている場合に実施するため現時点で時期は決定していないが、実施する場合はなるべく早めに告知する。

卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】