科目名 | ヨーロッパの歴史と社会 |
担当者 | 平 正人 |
開講期 | 2024年度春学期 |
科目区分 | 週間授業 |
履修開始年次 | 3年 |
単位数 | 2単位 |
授業の方法 | 講義 |
授業題目 | 出版メディアの歴史 |
授業の達成目標 | 西洋における出版メディア史を様々な角度から考察することによって、西洋文化に対する幅広い知識を身につけると同時に、日本と西洋の相違点や類似点を説明できるようになること。 |
今年度の授業内容 | 「出版革命」といわれる電子メディアの登場は、私たちの生活を大きく変化させたのであろうか。この授業では出版と人間の関わり合いを歴史的に考察することによって、現代社会が直面している問題を正確に理解し、いまを生きる私たちに求められているのは何かについて考えていきたい。 |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | この授業では、西洋における出版メディアの歴史を振り返りながら、過去に生きられた社会と私たちが生きる社会の問題を比較検討することを目的としているため、まずは高校で修得した世界史の基本的な知識を復習し、新聞記事を読むことで現代社会の情況を理解しておくこと。
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合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 授業内容を整理するための講義ノートを作ること。その際、授業で配付する資料を上手に利用すること。 |
第1回 | 導入 出版メディアからみる社会 |
第2回 | 中世キリスト教社会と書物 知の体系化 |
第3回 | ルネサンスと書物 印刷革命とはなにか? |
第4回 | グーテンベルクの後継者たち(1) キャクストン |
第5回 | グーテンベルクの後継者たち(2) プランタン |
第6回 | 出版検閲の成立とパンフレットの誕生 |
第7回 | 宗教改革とパンフレット 笑いと恐怖 |
第8回 | 啓蒙思想とパンフレット ポルノグラフィと哲学書 |
第9回 | フランス革命とパンフレット 政治論争から生まれた消費文化 |
第10回 | 新聞の誕生 Gazette とルノド |
第11回 | 絶対王政と新聞 Gazette をめぐる争い |
第12回 | フランス革命前夜と新聞 新聞の多様化 |
第13回 | フランス革命と新聞 世論が導く革命 |
第14回 | 国民国家と新聞 商品としての新聞 |
授業の運営方法 | 講義内容の理解を促進するために映像や図像資料などを多く利用する。重要と思われる資料はコピーをして配布する。 |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 課題および試験実施後に模範解答の解説とそれに対するコメントをおこなう。 |