科目名 | 国語音声学 | |
担当者 | 山岡 華菜子 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 日本語の音声の多面性を理解しながら、音声学という学問の基礎力を養う。 | |
授業の達成目標 | 身体が音声を算出する仕組みや、日本語の音韻体系に関する事柄が理解できるようになる。また自分の聴覚機能を使って自他の音声現象を適切に観察し、それらを自分の言葉で説明できるようになる。 |
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今年度の授業内容 | 日本語の音声についての学問的な知識を身につけ、身近にあふれる“音”に関する事柄について考えるための授業である。 現代の日本語を対象として、耳慣れない外国語の発音、方言のアクセント、歌や和歌のリズム、五十音図、うっかりした言い間違いなどを観察し、日本語の音の多様性を知ってもらいたい。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 授業後はミニ課題(アンケート、分析、クイズなど)への回答とコメント・質問の入力を行ってもらう(1時間〜2時間)。 適宜、関連する書籍や論文などにも目を通し、授業内容の理解を確実なものとしつつ、発展的な問題についても情報収集をする(1時間〜2時間)。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 音声に関する専門用語を頻繁に用いるので、学ぶたびにしっかりと復習しておくこと。 授業理解のためには用例採集が重要になるため、日頃から関連するような現象をチェックしておくこと。 また、授業で挙げた参考文献の他にも音声学に関する文献を多読することを勧める。 |
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第1回 | イントロダクション―音声学とはなにか | |
第2回 | 母音の仕組み | |
第3回 | 子音の仕組み | |
第4回 | 音の観察 | |
第5回 | 音韻と音素 | |
第6回 | 日本語のリズム | |
第7回 | 日本語のアクセント | |
第8回 | 日本語のイントネーション | |
第9回 | 日本語音の変化と歴史 | |
第10回 | 方言の音 | |
第11回 | 方言のアクセント | |
第12回 | 音声音韻と教育 | |
第13回 | 音声音韻の研究動向 | |
第14回 | まとめ | |
授業の運営方法 | 基本的にはスライド資料を用いて解説を進める。このほか、参考資料を用意する場合もある。いずれもポータル上で配布するため、各自手元に準備したうえで授業に参加してほしい。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 各授業に関するコメントと質問については、次回以降の授業の冒頭で紹介・回答する。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 30% | 学期末レポート |
授業参加 | 40% | コメントや質問などの記入 |
その他 | 30% | ミニ課題(アンケート、分析、クイズなど)への回答 |
テキスト | ポータル上で教材を配布します。印刷はしませんので、必要に応じて各自で印刷してきてください。 |
参考文献 | 上野善道編(2018)『朝倉日本語講座3 音声・音韻(新装版)』朝倉書店 沖森卓也・木村一編(2017)『日本語ライブラリー 日本語の音』朝倉書店 加藤重広・安藤智子(2016)『基礎から学ぶ音声学講義』研究社 小泉保(2003)『改訂音声学入門』大学書林 小松英雄(1981)『日本語の音韻』中央公論社 斎藤純男(2007)『日本語音声学入門 改訂版』三省堂 その他、授業中に適宜紹介する。 |
その他、履修生への注意事項 | PCはできるだけ毎回持参してください。コメントを書いたり、教材を見たり、メモを取ったりするのに役立ちます。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 人文学科】 |