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科目名工芸基礎実習II(応用)
担当者柴田 眞美
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数1単位
授業の方法実習
授業題目工芸基礎実習(工芸品制作)
授業の達成目標工芸の機能性や用途、美性について理解し、古来からの伝統的意匠や技法なども考慮しつつ、自分なりの意匠を用いて、生活を豊かにする工芸作品を制作することができるようになる。意匠に関して、自然物の写生から美しい形を抽出して、デザイン化できるようになる。
今年度の授業内容工芸における「用と美」について理解、考察した上で、平面的な工芸作品(布の型染)を制作する。自然物のモティーフを自身の五感と手で写生し、それを元にデザイン展開のトレーニングをしつつ各自の制作意図を明確にした意匠へ展開し、日常で用いることのできる布製品の型染を行なう。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について美術館や博物館、あるいは図書館での美術図版をどん欲に探索し、自身のアイディアの幅を広げる事に努めてください。 合計7.5時間
自習に関する一般的な指示事項積極的に、アート、デザイン、クラフトの鑑賞を心がけてください。
第1回オリエンテーション、工芸作品における「用と美」
第2回自然物の写生①(かたちをとる)
第3回自然物の写生②(細部を描きこむ)
第4回自然物の写生③(全体の調和、着彩)
第5回写生からのデザイン展開①(線の要素)
第6回写生からのデザイン展開②(面の要素、点の要素)
第7回写生からのデザイン展開③(総合要素)
第8回型染意匠への展開①(型を切るところと残すところ)
第9回型染意匠への展開②(色面計画)
第10回型紙のカッティング①(大部)
第11回型紙のカッティング②(小部)と紙への試し染め
第12回布への型染①(1、2色目)
第13回布への型染②(3色目以降)

第14回鑑賞会と総評
授業の運営方法アトリエでの対面授業。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法制作途中での個別指導、及び課題の区切り目や鑑賞会にてコメントを述べます。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
その他 70% 作品提出とその充実度
授業参加 30% 授業への積極性、集中力
テキスト 必要に応じ、図版の紹介などを行ないます。
参考文献 村上元彦 著 「型染の制作ー27の技法による」 1983年  マコー社 ISBN-13-978-4837701835
その他、履修生への注意事項 根気よく、制作を継続してください。実習日¥2500かかります。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】