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科目名彫刻基礎実習I（入門）
担当者田中　隆史
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数1単位
授業の方法実習
授業題目果物・野菜をモチーフとして鉛筆デッサンと粘土で模刻制作（正確に形を作る）を行う。
授業の達成目標対象を観察し本質を見抜く力を目標に基礎的なデッサン力と教職に必要な知識・技能を養成する  
達成目標                                                                      
１．彫刻の材料となる素材（水粘土）を使い基本的な技術や知識を身につける。（知識・理解）
２．過去の彫刻を学び制作への関心・意欲を高め表現活動に向き合うことができる。（関心・意欲・態度）
３．彫刻分野の教育において、実践的な学びについての考えを深め、指導上の留意点を意識することができる。（思考）
４．材料を加工する道具や工具の扱いを学び怪我の防止に役立てる。
５．知識・技術等の基本をもとに自分なりの表現、計画的な表現など主題や技法、様式を考え制作することができる。（技能・表現）
今年度の授業内容この受業では、身近にある果物・野菜を水粘土により模刻制作します。人の手による綿密な表現方法を追求する学習です。また素材である粘土のもつ柔らかさや造形における自由さを発揮させる方向での表現を試みます。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について授業で指摘された内容を、繰り返し練習してください。具体的には授業で描いたモチーフを構造的に理解しモチーフの輪郭を描く（3h）、授業で描いたモチーフの光の方向を意識し影を描く。（1.5h）自然界で存在している野菜・果物の成り立ちを観察してスケッチする（3h） 合計7.5時間
自習に関する一般的な指示事項物（自然物、人工物を含む）の成り立ちや構造をよく観察し、日頃からのスケッチを心がけてください。手を動かして描いてみることで物の成り立ちを観察・分析出るようになります。
第1回オリエンテーション、課題説明、デッサンの説明
第2回塑像制作１（りんごの制作・鉛筆デッサン）
第3回塑像制作２（りんごの制作、粘土模刻）
第4回
塑像制作３（ミカンの制作、鉛筆デッサン）
第5回
塑像制作４（ミカンの制作、粘土模刻）
第6回塑像制作５（ジャガイモの制作、鉛筆デッサン）
第7回塑像制作６（ジャガイモの制作、粘土模刻）
第8回塑像制作７（レモンの制作、鉛筆デッサン）
第9回塑像制作８（レモンの制作、粘土模刻）
第10回塑像制作９（なすの制作、鉛筆デッサン）
第11回塑像制作１０（なすの制作、粘土模刻）
第12回塑像制作１１（トマト制作、鉛筆デッサン）
第13回塑像制作１２（トマト制作、粘土模刻手の構造）
第14回塑像制作１３（トウモロコシのデッサン）
授業の運営方法実習形式の授業です。次の点に留意し学習を進めます。（１）対象をよく観察し、素材の性質を理解し制作すること。（２）道具の扱いが適切にできること。（３）各自の進度に合わせて制作すること。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法毎回の授業で課題の講評会を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
授業参加 30% 積極的・協力的な授業態度を総合的に評価します。
その他 70% 課題作品の提出。素材の特性を活かす、完成度、独自の創意工夫を観点として評価します.
テキスト 資料は適宜配布します。
参考文献 オーギュスト・ロダン、高村光雲 、船越桂の作品を調べておいてください。
その他、履修生への注意事項 エプロンを持参するか、汚れてもよい服装で受講してください。実習材料費：2500円（粘土、絵の具、補填材）スケッチブック、鉛筆（HB〜３B）、消しゴム、カッターナイフを毎回持参して下さい。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】
実務経験の概要 工芸ギャラリー・デパートを中心に陶芸作品を販売。第１０回現代茶陶展　優秀賞及び作品収蔵。アメリカ合衆国・フィラデルフィア美術館・ニューアーク美術館に作品収蔵。日本陶磁芸術教育学会所属
実務経験と授業科目との関連性 これまで培った造形技術を学生に伝えます。その技術でデザイン関連、美術関連の仕事に応用出来るスキルを養成します。