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科目名デザイン基礎実習II(応用)
担当者奥秋 由美
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数1単位
授業の方法実習
授業題目デザインの基礎 『絵本をデザインする』
授業の達成目標デザインとは、私たちが人間らしい生活をするために欠かせない存在と言えます。デザインは常に「誰かのために」考えられていて、制作の始まりから完成までを計画、実行するというプロセスがあります。授業では、そのプロセスを参考に 目的とコンセプトの設定からアイデアスケッチを経てデザインを形にしていくことを学び習得していきます。また、デザインのために様々な資料を収集したり、材料や技法に工夫を施す力を発揮できるようになることも目標とします。
今年度の授業内容『絵本をデザインする』と題して、デザインのプロセスを体験、理解していきます。物語という形のないものに形を与えていく楽しさを学びます。最終的に課題として仕上げる作品は、数ページを束ねた本になります。既存、オリジナル、いずれかの物語を決定し、どのような人に向けて、どのようなコンセプトで、どのような絵柄で、どのようなページ構成で表すのか。視覚表現としての絵本をデザインしていきます。また、制作の中に映像メディア表現も取り入れます。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間についてポータルに掲出する各課題の資料に目を通し、内容を把握しておく 合計7.5時間
自習に関する一般的な指示事項身の回りにあるデザインに注意を払い、ノートやスケッチブックに記録する。指定した展覧会の鑑賞など。
第1回オリエンテーション:デザインとは何か
第2回絵本をデザインする:物語の決定と映像メディア表現について
第3回目的とコンセプトの設定、アイデアの整理
第4回絵柄の決定、ページ構成を考える、ラフ画の制作
第5回ラフ画の制作、レイアウトの確認、変更
第6回試作を作る・デザインの確認と見直し
第7回本文ページ制作と映像メディア表現の準備
第8回本文ページ制作、製本の解説
第9回本文ページ制作、表紙制作
第10回本文ページを仕上げる、表紙を仕上げる
第11回製本:背固めとページの貼り合わせ・表紙の取り付け
第12回映像メディア表現:動画撮影
第13回絵本と映像メディアの発表、意見交換
第14回作品鑑賞会、講評会
授業の運営方法実習を中心とした授業ですが、理解を深めるため映像鑑賞や講義も取り入れます。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法講師による講評会
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% なし
小論文・レポート 0% なし
授業参加 60% 作品提出(30%)、作品発表(30%)
その他 40% 作品への創造性とアイデア (20%)、作品の完成度(20%)
テキスト 必要に応じて配布
参考文献 『絵本の表現』 中川素子 著 朝倉書店
『絵本とイラストレーション:見えることば、見えないことば』 今井良朗 編著;藤本朝巳,本庄実千代 著 武蔵野美術大学出版局

その他、履修生への注意事項 実習費:
2,500円の実習費が必要となります。

使用システムツール:
ポータル / Teams を使用します。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】