科目名 | 絵画基礎実習I(入門) | |
担当者 | 柴田 眞美 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 1単位 | |
授業の方法 | 実習 | |
授業題目 | 絵画基礎Ⅰ | |
授業の達成目標 | 絵画やイラスト、漫画を描いていこうとする際に、最も基本となる観察力をつけ、ドローイングやデッサン、自由画が描けるようになる。同時に描画用具の種類と特徴を知ることにより表現の幅を広げ、実際に描くことを通じて、絵画を理解することがでできるようになる。 | |
今年度の授業内容 | 写生やスケッチなどの対象を見ての表現や、創造的な自由な表現ができる能力を養うために、異なる画材でのドローイングやデッサン、また古画の臨写を行なう。質感の違いを意識した描画や自由画制作を行なう。クロッキーでアニメ等の映像メディアにおける人物表現について考え、またデジタル機器による描画にも触れる。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | できるだけ美術館などで様々な作品に触れたり、自身が好きなアニメーションなどの描画についてドローイングやデッサンの観点から考えを深めておくこと。 野菜や果物など、モティーフ持参を指示する課題があるので、「描きたい!」と魅力を感じるモティーフを探して準備すること。 |
合計7.5時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | クロッキー帳やスケッチブックに、日常で心動かされた事物をスケッチすること。 | |
第1回 | 描画用具などについて(鉛筆、ペン、墨と筆などについて)、様々なタッチ | |
第2回 | 「線」や「隙間」に着目した描画①:キノコや束になった葉野菜などを持参しそれを鉛筆で描く。形をとる。 | |
第3回 | 「線」や「隙間」に着目した描画②:上記①の続きとして、強弱や調子を加える。 |
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第4回 | 「重み」や「量感」に着目した描画①:丸く重さのある果物や野菜(と本)などを持参しそれを鉛筆で描く。形をとる。 |
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第5回 | 「重み」や「量感」に着目した描画②:上記①の続きとして、明暗やタッチの工夫で重さや丸みを描く。 |
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第6回 | 様々な画材タッチの練習:鉛筆や水溶性絵具などによる様々なタッチの練習を、技法名を覚えながら行なう。 | |
第7回 | 筆と墨によるドローイング①(絵巻を参考に) | |
第8回 | 筆と墨によるドローイング②(古画を参考に) | |
第9回 | <総合制作>① ・異なる質感のモティーフ2つ以上(1つは自然物)を組み合わせて好きな画材で描画①(かたちと構図) ・または、幻想的/抽象的な絵画制作①(イメージ・かたちと構図) |
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第10回 | <総合制作>②:上記①の続き ・異なる質感のモティーフ2つ以上(1つは自然物)を組み合わせて好きな画材で描画②(細部の描きこみ) ・または、幻想的/抽象的な絵画制作②(エスキース〜本紙に描く) |
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第11回 | <総合制作>③:上記②の続き ・異なる質感のモティーフ2つ以上(1つは自然物)を組み合わせて好きな画材で描画③(全体の調和) ・または、幻想的/抽象的な絵画制作③(様々な画材タッチを駆使する) |
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第12回 | <総合制作>④:上記③の続き ・異なる質感のモティーフ2つ以上(1つは自然物)を組み合わせて好きな画材で描画④(仕上げ) ・または、幻想的/抽象的な絵画制作④(仕上げ) 鑑賞会 |
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第13回 | 映像メディアについて(パワーポイントやデジタル画面など)についての解説 | |
第14回 | 人物クロッキー体験、総評 | |
授業の運営方法 | アトリエにての制作実習 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 制作時の個別アドバス、および鑑賞会においてコメントを述べます。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
その他 | 70% | 作品提出、その充実度 |
授業参加 | 30% | 授業参加への積極性、集中力 |
参考文献 | 絵画技法研究会 「スーパー鉛筆デッサン わかりやすい 基本の基本 徹底ガイド」2004年(初版)グラフィック社 ISB978-4-7661-1491-1 C2371 |
その他、履修生への注意事項 | 描画用具は、鉛筆各種(デッサン用)と水溶性絵具、クロッキー張(4号以上のもの)、カッター、練り消し(イージークリーナー)。 これらのために実習費¥2500かかります。その他、野菜等のモチーフを各自で準備してもらいます。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 人文学科】 |