科目名 | 人文学研究入門A/A(H22カリ) | |
担当者 | 植田 恭代 | |
開講期 | 2025年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 2年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業形態 | 対面(全回対面) | |
オンライン実施回 | — | |
全回対面 | ||
授業題目 | 原典から考える古典文学 | |
授業の到達目標 | 私たちの読んでいる活字の古典文学作品がどのようにして作られるのかを説明でき、変体仮名を読み作品を解釈できるようになる。 | |
今年度の授業内容 | 日本の古典文学作品への理解を深めるために、変体仮名で書かれた本文を読み考える。『更級日記』をとりあげて、変体仮名をおこし、表記をあらため、句読点をほどこしていく作業をおこない、その過程を学び、それぞれの時代を生きた人の心を感じながら古典文学作品を解釈する。 |
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準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に自分で調べ本文を起こす作業が必要である。最初は一コマの授業以上の時間がかかることもあり、予習には充分な時間が必要である。 | 1回平均約190分 |
自習に関する一般的な指示事項 | 変体仮名に親しむことが大切なので、必ず予習をし、繰り返し復習すること。 | |
授業の特徴(アクティブラーニング) | その他 | |
第1回 | 授業の進め方について | |
第2回 | 文字表記と仮名 | |
第3回 | 変体仮名を読む | |
第4回 | 変体仮名と『更級日記』 | |
第5回 | 『更級日記』の作者 | |
第6回 | 『更級日記』の冒頭(前半) | |
第7回 | 『更級日記』の冒頭(後半) | |
第8回 | 『更級日記』と回想 | |
第9回 | 上洛の記(出発) | |
第10回 | 上洛の記 (東国から) | |
第11回 | 上洛の記(旅の光景) | |
第12回 | 上洛の記(旅の心情) | |
第13回 | 日記の執筆と回想 | |
第14回 | まとめ | |
授業の運営方法 | 翻字、校訂の作業にもとづき、作品を読み進め解釈をしていく。あらかじめ指定した範囲について各自で基礎作業をおこない、授業時にはteamsを利用して試案を提出してもらい、それにもとづいて検討し、考察して進めていく。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 授業中の求めに応じて出された試案、見解に対して、検討し解説をおこなう。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施せず |
小論文・レポート | 0% | 実施せず |
授業参加 | 50% | 指示への対応 |
その他 | 50% | 期末課題 |
評価内容(評価方法、評価基準4) | 期末課題 |
テキスト | 笠間影印叢刊刊行会編『字典かなー出典明記−改定版』(笠間書院) 『御物本更級日記』(武蔵野書院) |
参考文献 | 中野幸一編『変体仮名の手引』(武蔵野書院) |
関連ページ | 図書館HPからアクセスする各データベースを参照。 |
その他、履修生への注意事項 | 指定したテキストを、二冊とも購入すること(テキストの項参照)。 地道な努力の積み重ねが成果に結びつくので、指示された作業と復習を各自で十分におこなうこと。 teamsを利用するので、各自のパソコンを持参しアクセスすること。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 人文学科】 |