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科目名日本美術史(鑑賞を含む)A
担当者矢島 新
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目日本美術の流れ(縄文時代から安土桃山時代まで)
授業の達成目標日本美術の代表的な作例の表現や時代による美意識の変遷を知った上で、それらの魅力を十分味わえるようになること、さらにその魅力について他者にアピールする力を身につけることを目的とする。
今年度の授業内容縄文時代から安土桃山時代に至る日本美術の流れを概観する。常にお手本であった中国美術との比較を通して、日本的な美意識がどのように育成されたのかを考えていく。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について予習に際しても、復習に際しても、多くの画像資料(美術全集など)にあたってみること。
配布した授業資料を読み、疑問に思うことを予め整理しておく。講義終了後は、配付プリントや講義ノートを見直して自分なりにまとめ直し理解を深めておくこと。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項可能であれば積極的に展覧会等に足を運び、実作品に接することが望ましい。
第1回日本美術の黎明(縄文、弥生、古墳時代)
第2回仏教美術の伝来 (飛鳥〜白鳳)
第3回リアリズムの達成 (奈良)
第4回木彫の展開  (平安)
第5回密教絵画と浄土教絵画  (平安)
第6回王朝美の世界 (平安〜鎌倉)
第7回絵巻の名品 (平安後期)
第8回運慶と快慶 (鎌倉)
第9回鎌倉時代の宗教絵画と肖像画 (鎌倉)
第10回鎌倉〜室町の大和絵 (鎌倉〜室町)
第11回水墨画の受容と展開 (鎌倉〜室町)
第12回狩野派の登場 中央vs周辺(戦国)
第13回永徳と等伯(桃山)
第14回わび茶の登場(室町〜桃山)
授業の運営方法教場でパワーポイントを用いて行う。日本的な美意識について理解を深めるとともに、より多くの作品の画像を見ることで、眼を養うことが最大の眼目である。東京国立博物館の見学を実施する予定。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法毎回ミニ課題を課しをフィードバックする。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 60% 期末のレポートを評価
授業参加 40% 毎回のミニ課題を評価
テキスト 特に定めず、毎回画像資料等を配布する
参考文献 「日本美術の歴史」/辻惟雄/東京大学出版会/2005年/\2,940(税込)
その他、履修生への注意事項 展覧会等に出かけて、なるべく本物を見るよう努めてください。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】