科目名 | 創作論 | |
担当者 | 野崎 有以 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 詩と小説の鑑賞および創作 | |
授業の達成目標 | 日常生活において使われている言葉ひとつをとってみても、いろいろな意味を持っており、大変興味深いものである。そうした普段何気なく自分が使っている言葉についてもいま一度振り返り、言葉の持つ強さや奥深さを再発見できるようになる。授業の目的は、詩や小説を通して日本語の表現力を伸ばすことにある。最終的には文芸作品において用いられている技法を取り入れながら、独自の作品を創作することができるようになる。 | |
今年度の授業内容 | まずはじめに文芸作品を鑑賞し、文学に親しむことからスタートします。作品については受講者のリクエストをできるだけ反映します。また、担当教員は家政学の研究者であることから、文芸作品におけるジェンダー観などについても検討し、時代や文化背景についてもあわせて考えていきます。その後、実際に自分で詩や短編小説を書き、担当教員と受講生が講評します。授業の後半では、授業内で絵画や文芸作品の挿絵をテーマとした文章を即興で書いていただきます。詩作品と短編小説作品の提出は全部で2回です。リアクションペーパー(授業内で作成した即興の作品も含む)は、授業終了時に数回提出していただく予定です。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | ・課題提出のためにさまざまなジャンルの文芸作品により多く触れる。 ・授業内で指示した参考文献に目を通し、コメントをつけて返却された提出物、他の受講者の作品についていま一度検討する。(各120分) 合計60時間 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 授業内だけでなく、図書館などをうまく利用して普段の生活でも文学に親しんでみましょう。また、いまの言葉に触れることのできる雑誌や新聞などの媒体にも積極的に関心を持ちましょう。 | |
第1回 | ガイダンス 授業のすすめ方についての説明や自分の考える文学についてのディスカッションなどを行う。 | |
第2回 | 近代詩のなかからいくつかの作品を取り上げて鑑賞する。 | |
第3回 | 現代詩のなかからいくつかの作品を取り上げて鑑賞する。 | |
第4回 | 詩に限らず詩人の書いた随筆などの作品も鑑賞する。 | |
第5回 | 詩作品の朗読紹介と講評①(第1回目 作品提出)。 | |
第6回 | 詩作品の朗読紹介と講評②(第1回目 作品提出)。 | |
第7回 | いろいろなスタイルの文学(国内のもの。主に短編小説)を鑑賞する。 |
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第8回 | いろいろなスタイルの文学(国内のもの。主に女性文学)を鑑賞する。 | |
第9回 | いろいろなスタイルの文学(国内のもの。主に明治期の新聞小説)を鑑賞する。 | |
第10回 | いろいろなスタイルの文学(国外のもの。主に短編小説)を鑑賞する。 | |
第11回 | これまでの授業で鑑賞した作品を踏まえて、創作のポイントを解説する。 | |
第12回 | 短編小説作品の朗読紹介と講評①(第2回目 作品提出)。 | |
第13回 | 短編小説作品の朗読紹介と講評②(第2回目 作品提出)。 | |
第14回 | まとめ(実際に創作をする際に留意する点などについていま一度確認をする)。 |
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授業の運営方法 | 本授業では様々なジャンルの文芸作品を扱います。できる限り受講者の方の希望を尊重しますので、取り上げてほしい作品などがありましたら、遠慮なくリクエストしてください。提出物については、原則として授業内で講評した後、担当教員がコメントをつけて返却しますので、今後の参考にしてください。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 主にポータルを通して個別に作品へのコメントをします。また、学期末の授業内で全体向けのフィードバックを行います。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
小論文・レポート | 70% | 2回の提出課題(詩1回、短編小説1回)をもとに評価する。 |
授業参加 | 30% | 授業内での発言や参加姿勢に対する評価。 |
テキスト | 授業内で資料を配布する。 |
参考文献 | 授業内で適宜指示する。 |
関連ページ | 特になし。 |
その他、履修生への注意事項 | 受講者の人数にもよりますが、できるだけ多くの方の作品を授業内で講評したいと考えています。 ですので、提出期限を守るようにしてください。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 人文学科】 |
実務経験の概要 | 詩人としての活動を行っている教員による授業です。詩集、新聞、雑誌などの媒体における詩作を主に行っていますが、エッセイや書評なども執筆しています。 |
実務経験と授業科目との関連性 | 上記の経験を生かし、履修者の皆さんの提出物の添削や講評などを行いながら、文芸創作の技法について検討していきます。 |