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科目名情報サービス演習A
担当者増田 元
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目情報検索,情報発信のための基礎知識,基本技法を身につける
授業の達成目標主として学術情報データベースを対象とした検索演習を通じて,索引語抽出と索引ファイルの基本的な仕組みを理解し,論理演算子を組み合わせた複雑な検索や,高度な検索機能を用いた検索(引用文献検索など)ができるようになることが目標である。
今年度の授業内容本演習では,インターネット上で提供されているデータベース等を実際に検索し,その検索結果を比較・評価することにより,情報検索システムの基本的な考え方と検索技法を学んでゆく。各自が効率的な情報検索技術を身に付けると同時に,図書館等の情報サービス機関が情報発信サービスを行う上で必要になる基礎知識,技法を身につけることを目指している。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について演習課題のまとめとコメントを授業用ウェブに書き込むので,授業の前に読んでおくこと。また,質問等があれば授業用ウェブのコラボレーションスペースに書き込むこと。 合計15時間
自習に関する一般的な指示事項毎回演習課題(検索課題)を課す。授業の時間内に完了しなかった場合は,後日授業用ウェブページに課題回答を書き込むこと。
第1回オリエンテーション(情報検索とは)
第2回情報検索システムの基本構成
第3回データベースシステムの基本構成
第4回索引語抽出方式と索引ファイル
第5回インターネット検索エンジンの仕組み
第6回ウェブアーカイブを検索する
第7回論理演算子,部分一致を使って検索する
第8回複雑な論理式を組み立てて検索する
第9回高度な検索機能を使って図書情報を検索する
第10回高度な検索機能を使って雑誌情報を検索する
第11回連想検索,引用検索方式を使って検索する
第12回シソーラス機能の構成と考え方
第13回シソーラスを使って検索する
第14回検索結果の評価(再現率と精度)
授業の運営方法講義およびインターネットを利用した演習。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法各回の演習課題回答をウェブページ上でまとめ,教員がコメントを書き込む。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 40% 期末レポート
授業参加 60% 毎回課す演習課題の提出,および学期内に数回行う小テストの結果。
その他 0% なし
テキスト 進歩の早い分野なので教科書は使わない。適切な参考情報・ウェブサイトを随時紹介する。
参考文献 検索スキルをみがく : 検索技術者検定3級公式テキスト / 原田智子編著 ; 吉井隆明, 森美由紀著. -- 第2版. -- 東京 : 樹村房 , 2020. 1980円
関連ページ 初回の授業の際に,授業用ウェブページを指示する。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】
カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】
カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】
実務経験の概要 大学にて書誌情報データベース,研究者・研究業績データベース,デジタル画像アーカイブズシステム等の構築と運用に従事。データベース講習会等での講師経験多数あり。


実務経験と授業科目との関連性 情報検索技術の習得には情報検索システムの「しくみ」とデータベースの「構成」に関する理解が不可欠である。本演習では担当教員の情報検索,データベースシステムの構築・運用経験に基づき,最新の動向も踏まえた実践的演習を行う。