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科目名朗読法
担当者八柄 順子
開講期2025年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業形態対面(全回対面)
オンライン実施回
全回対面
授業題目生き生きと表現するための朗読技術を身につける
授業の到達目標ストーリー、情景、心情を表現するにはどう読むとよいかを自分で考えられるようになる。
今年度の授業内容表現豊かな朗読のコツを、少しずつ段階をおって解説します。
読む時の「工夫の仕方」がわかるようになり、自分なりの朗読ができるようになります。
実際に声を出して練習や発表をすることで、人前で読むことに慣れて自信がつきます。
準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について次の授業で練習する箇所を下読みし、読めない漢字がないようにしておいてください。
復習として、習った箇所について次回授業までに一回は声を出して練習しておくことをお勧めします。
1回平均約190分
自習に関する一般的な指示事項授業中の練習や、課題提出に関する練習は、以下のように行ってください。

1.どこをどんなふうに読むかを考え、原稿に印をつける。
2.全体を声を出して読む。
3.うまく読めない箇所だけを繰り返し読み、スムーズに読めるようにする。
4.全体を声を出して読む。表現をさらに工夫しながら完成させていく。

授業の進捗によっては「自宅で朗読を録音して提出」という課題を1回出すかもしれません。
授業の特徴(アクティブラーニング)リアクションペーパー/プレゼンテーション/グループワーク
第1回嬉しいと言わずに嬉しさを、悲しいと言わずに悲しさを表現する(音の高低を工夫する)
第2回緊迫感のある状況を表現する(間と緩急を工夫する)
第3回料理が出てくる作品を美味しそうに読む(間、緩急、高低を工夫する)
第4回料理が出てくる作品を美味しそうに読む
いろいろな種類の「美味しい」を想像し、表現する
第5回ユーモアのある作品をメリハリを効かせて読む(間と緩急を工夫する)
第6回ユーモアのある作品をメリハリを効かせて読む(人と違う表現を探す)
第7回メッセージの込められた文章を説得力をもって読む(きちんと読解し、文章の構成を意識する)
第8回メッセージの込められた文章を説得力をもって読む(セリフの練習を中心に行う)
第9回メッセージの込められた文章を説得力をもって読む(切ない気持ちを表現する)
第10回メッセージの込められた文章を説得力をもって読む(読み終わりを工夫し、余韻を残す)
第11回古典を読む(先入観を捨て、内容を伝える読み方をする)
第12回課題朗読の練習1 いくつかの作品から自分の読みたいものを選んで練習(主に個人練習)
第13回課題朗読の練習2 同じ作品を選んだもの同士でグループ練習(主にグループ練習)
第14回課題朗読の発表
授業の運営方法毎回の授業は以下のような流れで行います。

1.作品を黙読し、内容を理解する。
2.どんな気持ちや様子を表現したいか、どのように読んだら表現できるかを考えて、プリントに印をつけ、声を出して練習する。
3.数人が指名されて朗読する
4.講師の解説やアドバイスを聞き、あらためてどのように読んだらよいかを考えてプリントに印をつけ、声を出して練習する。
5.グループでお互いに聞かせあい、良かった点やアドバイスを伝え合う。
6.数人が指名されて朗読する。聴いている人はよかった点やアドバイスを書く。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法課題への個々人へのフィードバックは原則として行いません。
これまでの授業の経験から、多くの方がうまくできない点などは共通していますので、授業の中で全体の傾向としてお話しします。
個別のフィードバックを希望する方はお申し出いただけたら、一人最大2回まで対応します。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
授業参加 50% グループ練習を積極的に行なっているか、他の学生へのアドバイス等がしっかりできているかを評価。
その他 50% 課題朗読。授業で伝えたことを取り入れて工夫して読んでいるかを評価。
テキスト 授業に際に配布します。
ポータルにも載せます。
その他、履修生への注意事項 ■プリントは毎回必ず持ってきてください。
スマホやタブレット、PCでPDFを読むのは禁止です。
(書き込みができるタブレットのみ許可します)

■声を出して練習しなければ上手くなりませんので、練習時間にはしっかりと声を出してください。

■お互いへのフィードバックは相手の上達を助けるものです。
しっかりと聴いてきちんと伝えてください。

■課題は上手いかどうかよりも、工夫して読んでいるかどうか、思い切った表現に挑戦しているかどうかを重視します。朗読な苦手な人も安心して受講してください。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】
カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】
カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】
実務経験の概要 アナウンサー ナレーター
実務経験と授業科目との関連性 ラジオの朗読番組、オーディオブックの朗読、朗読や語りの公演、絵本の読み聞かせボランティアなどの経験から得た技術や知識をもとに指導します。