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科目名言語哲学
担当者阿部 一哉
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目言語哲学入門――日々のことばについて考える――
授業の達成目標この授業では、私たちが普段使用している言語とは、いったいどのようなものなのか、という問題について、理解を深めることを目標としまします。

言語について理解を深めるために、「言語哲学」という学問分野で大きくまとめられる、一連の「考え方」が提案されてきました。

学期の終わりには、言語をめぐる諸問題について、言語哲学的な考えに基づき、自分の言葉を使って説明ができるようになることを目指します。
今年度の授業内容各授業とも、言語に関する素朴な疑問から出発して、その疑問に答えるにはどのように考えるのか議論を展開させる形で、進めていきます。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前に配布される資料(ポータル等で配布予定)やノートを使って講義内容を毎回復習してください。具体的には、講義で登場した概念や理論を正確に理解し、説明できるようにしてください。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項講義時に参考文献を紹介するので、興味を持ったものを手にとって読んでみてください。
第1回言語哲学とは何か
第2回意味と指示
第3回記述の理論
第4回固有名の問題1
第5回固有名の問題2
第6回意味についての検証主義
第7回意味懐疑論と翻訳の不確定性1
第8回意味懐疑論と翻訳の不確定性2
第9回サピア=ウォーフの仮説

第10回プラグマティクス1
第11回プラグマティクス2
第12回私的言語論
第13回言語についての知識の本性
第14回言語の体系的研究の可能性
授業の運営方法スライドを使った講義形式で行います。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法授業内に課される小課題について、次回授業時に簡単なフィードバックを行います。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しません。
小論文・レポート 70% 期末レポートによって評価します。
授業参加 30% 授業内小課題(コメントシートのようなもの)によって評価します。
テキスト 授業資料を配布します。
参考文献
  • 服部裕幸『言語哲学入門』(勁草書房、2003年)
  • W. G. ライカン(荒磯敏文・川口由紀子・鈴木生郎・峯島宏次訳)『言語哲学――入門から中級まで』(勁草書房、2005年)
  • 八木沢敬『はじめての言語哲学』(岩波書店、2020年)
  • 青山拓央『分析哲学講義』(筑摩書房、2012年)
  • 野矢茂樹『言語哲学がはじまる』岩波新書1991、2023年)

その他の参考文献は授業時に適宜紹介します。
その他、履修生への注意事項 特に予備知識は必要ありませんが、上記参考文献や言語哲学・分析哲学に関する文献に目を通しておくと理解が深まると思います。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】
カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】
カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】