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科目名装いの心理学
担当者久野 梨沙
開講期2025年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次カリキュラムにより異なります。
単位数2単位
授業の方法講義
授業形態対面(全回対面)
オンライン実施回
全回対面
授業題目個人として、また集団や社会としての「装い」を心理学的に探究する
授業の到達目標私たちが毎日必ず行う着装行動について、その要因を個人的なものから集団的・社会的なものまで網羅的に取り上げ、心理学的に学んでいきます。装うということが人間にとってどのような意味や機能を持っているのかを理解し、個人における装いの働きと、集団・社会における装いの働きを説明できるようになります。さらに、装いを活用した心のケアについても理解し、装いの可能性について自分の言葉で語れるようになります。
今年度の授業内容「装い」とはどういう行動なのでしょうか? また、私の「装い」と、あの人の「装い」はどのように違うのでしょうか? この講義では、装いの種類や機能から始まり、人々がどうして装うのか、性格や認知特性との関係、印象管理、外見との調和、社会規範、流行の影響、おしゃれに関する悩みへの対処法まで、幅広いテーマについて問いかけるとともに解説していきます。
準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について予習:各回の授業で扱うテーマについて、あらかじめ示す参考文献から予習すること。また、関連する新聞記事や文献などを探し、目を通しておくこと。

復習:各回の授業内容について、自分なりに考えを深めていくこと。
1回平均約190分
自習に関する一般的な指示事項日頃から自分の着装行動に意識を向けること。周囲の人と装いについて会話をすること。装いに関する情報やニュースを切り抜くなどいて保存し自分の考えや気づきと共にまとめておくこと。
授業の特徴(アクティブラーニング)リアクションペーパー/ミニテスト
第1回第1回 オリエンテーション
第2回第2回  装いとは 〜装いの種類と機能
第3回第3回 なんのために、装うのか 〜装いと欲求
第4回第4回 私らしい装いとは 〜装いと自己
第5回第5回 おしゃれで気分が変わる理由 〜装いと感覚・感情
第6回第6回 おしゃれで目立ちたい人、溶け込みたい人 〜装いと性格・パーソナリティ
第7回第7回 装いが得意な人とそうでない人は何が違うのか 〜装いと認知特性
第8回第8回 なぜ装いで印象が変わるのか 〜装いによる印象管理
第9回第9回 「似合う」とは 〜装いと外見の調和
第10回第10回 「量産型ファッション」はなぜ生まれるのか 〜装いと同調行動
第11回第11回 装いのルール・マナーとは 〜装いと社会規範
第12回第12回 そのスタイルが古臭く見えるようになるのはなぜ? 〜装いと流行
第13回第13回 おしゃれの悩みと向き合う・おしゃれで悩みを軽くする 〜装いと臨床
第14回第14回 振り返り・総合テスト:これまで学んだことをふりかえり、自分なりの装いについての考えをまとめる
授業の運営方法講義とワーク(ポータルの機能を活用したミニテスト等)を組み合わせて行う。
授業の進行状況によっては、各回の内容に変更が生じる場合もある。
2-13回目は、終了後にリアクションペーパーを提出してもらう。提出方法などについては、「その他、履修生への注意事項」も参照のこと。

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法授業内のワークや提出されたリアクションペーパーに対し、特徴的見解や誤解に関し授業内で講評や解説を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 定期試験は実施しない
小論文・レポート 0%
授業参加 60% リアクションペーパーの提出とワークへの参加意欲で評価
その他 40% 最終回の総合テストで評価
評価内容(評価方法、評価基準4) 最終回の総合テストで評価
テキスト テキストは使用せず、適宜授業資料を配付する。
参考文献 装いの心理と行動 被服心理学へのいざない/小林 茂雄(編著), 藤田 雅夫(編著), 内田 直子(著), 孫 珠煕(著), 内藤 章江(著)/アイ・ケイコーポレーション/2017/ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4874923481
被服と身体装飾の社会心理学 上巻: 装いのこころを科学する/S.B. カイザー (著), Susan B. Kaiser (原名), 神山 進 (翻訳), 高木 修 (翻訳), 被服心理学研究会 (翻訳) /北大路書房/1994/ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4762820052
被服と身体装飾の社会心理学 下巻: 装いのこころを科学する/S.B. カイザー (著), Susan B. Kaiser (原名), 神山 進 (翻訳), 高木 修 (翻訳), 被服心理学研究会 (翻訳) /北大路書房/1994/ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4762820229
被服と化粧の社会心理学: 人はなぜ装うのか/大坊 郁夫 (著), 神山 進 (著), 高木 修 (監修)/北大路書房/1996/ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4762820588
最高にしっくり似合う服選び-顔パーツ診断 体型診断 色(パーソナルカラー診断)x私らしさ(服装心理)/久野梨沙 (著)/学研プラス/2020/ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4058012390

関連ページ 一般社団法人日本服装心理学協会 https://www.clothing-psych.or.jp/
その他、履修生への注意事項 毎回の授業でポータルのアンケートや課題提出機能を用いる。
ポータルでの課題提出をもって出席とするため、スマートフォンもしくはパソコンを講義に持参すること。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】
カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】
カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】