科目名 | 総合科目(国際経済) | |
担当者 | 山田 秀樹、村上 茂久 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 国際経済の総合的な理解 | |
授業の達成目標 | 私たちが日頃直面するさまざまな問題事象は、一つの問題に対して多種多様な要因が複雑かつ有機的に絡んでおり、極めて多面的な構造を呈したものがほとんどです。そのために、一つの問題を解決しようとする場合、ある一方からの視点だけではなかなか解決することができません。 このようなことは学問の研究の場合についても同様で、一つの問題提起に対して、一専門分野からの視点だけでは解決できない場合が多く、複数の学問分野の視点からアプローチすることによって初めて解決可能となる場合が多くなっています。 この総合科目では、専攻分野の異なる複数の担当者で一つのテーマを扱います。一つのテーマについて、それが多面的な構造であることを理解するとともに、その本質はいったい何なのか、総合的視野に立って分析・解決するとはどういうことか、どのような複数のアプローチが可能か、などということについて具体的に事例を挙げながら授業を進め、総合的な視野で考える力を身につけ、多面的に説明できることを目的とします。 |
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今年度の授業内容 | 通貨や経済構造が違う国と国がどうやってお互いを支え合っているのかを考えます。第7回まで(本講義の前半)で基本的な理論を学び、第8回以降(本講義の後半)は、主にグローバルで活躍する企業の観点から国際経済の動きを学びます。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前にポータルに掲出する各回の講義資料を読み、疑問に思うことを予め整理しておいてください。 講義終了後は、内容を振り返り、自分なりにまとめ直し理解を深めてください。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 講義の内容と現実の経済を結び付けて考えるために、新聞を毎日読む習慣をつけてください。 | |
第1回 | ガイダンス | |
第2回 | グローバル化の進展 | |
第3回 | 通貨と貿易 | |
第4回 | 国際通貨制度と円高・円安 | |
第5回 | 外為取引と外為市場 | |
第6回 | 自由貿易の利益と国際収支 | |
第7回 | 為替レートの決定要因と国際金融のトリレンマ | |
第8回 | 世界の時価総額ランキングにはどういった企業があるのか | |
第9回 | トヨタとテスラのグローバルにおける事業展開 | |
第10回 | TwitterとFacebookのSNS戦略 | |
第11回 | 動画No1のネットフリックスと音楽配信No1のスポティファイの事業戦略 | |
第12回 | 世界トップ企業のGAFAMそれぞれのビジネスモデル | |
第13回 | 海外企業の決算書の分析方法 | |
第14回 | これまでの授業の復習及びレポートの書き方 | |
授業の運営方法 | 講義形式で行います。授業で用いる資料は、ポータルの「授業資料」にて事前に提示し、授業中は教室内で投影をします。 その他の授業運営の詳細は、第1回の授業など各回の授業や授業資料、課題提出時に伝達することになりますので、見落とさないよう注意してください。 その日の講義を主担する教員によって、取り扱いが異なる部分が生じることもあります。 各回の授業ごとにその日の講義を踏まえた課題(「確認テスト」といいます)が出されます。その回答は、ポータルの「課題提出」機能を活用して期限内に提出することが求められますが、この確認テストは、定期試験と同様に重視されます。(山田) 対面授業における出席は、その日の講義での出席票の提出で確認します。(山田) 基本は講義形式で授業を行いますが、教員が一方的に話すのではなく、学生の意見も引き出せるような対話型授業も取り入れます(村上) 対面授業における出席は、その日の講義のアンケートで確認します。(村上) |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 授業を踏まえた「確認テスト」がポータルの課題機能を活用して実施されますが、次の回の講義にて、その回答の解説を行います。(山田) レポート回収後、興味深かった内容等を紹介したり、理解を深めるための解説をします。(村上) |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 30% | 期末テスト(山田) |
授業参加 | 20% | 講義後の確認テスト(山田) |
小論文・レポート | 35% | 期末レポート(村上) |
授業参加 | 15% | 出席後に授業に関するアンケートを取ります(村上) |
テキスト | テキストについては、ポータルで授業資料の形で掲示します。 ・村上茂久『決算書ナゾトキトレーニング』PHP研究所、2021年、定価:990円 ISBN-13 : 978-4569850986(村上) |
参考文献 | ・飯間浩明『伝わるシンプル文章術』、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2018年、定価:1650円 ISBN-13 : 978-4799322420(村上) |
関連ページ | 会計とファイナンスで読むニュース(村上) https://www.businessinsider.jp/series/accounting-and-finance/ |
その他、履修生への注意事項 | 成績評価は、二人の教員が分担して行います。出席のカウントの仕方も含め、詳細は、第1回目の授業など各回の授業や授業資料、課題提出時に伝達しますので、見落とさないように注意してください。 成績評価においては、学生便覧に示されているように、授業回数の2/3以上の出席を前提とし、この前提を満たす受講生を対象に、上記の成績評価の方法に従って成績評価を行います。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |
実務経験の概要 | 公務員(山田) 銀行、コンサルティング会社取締役スタートアップ企業CFO、(村上) |
実務経験と授業科目との関連性 | 長年の公務経験で培われた考え方を学びます。(山田) 銀行での投資業務やプロジェクトファイナンス業務、スタートアップ企業でのファイナンス実務、各種執筆業等を通じて得られた知見や分析内容を踏まえて、授業を行います。(村上) |