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科目名色彩検定演習
担当者茂木 一司、橋本 実千代
開講期2023年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目色彩検定演習
授業の達成目標色が見えるしくみを理解し、説明できるようになる。
色をシステマチックに分類する方法を理解し、正しく分類することができる。
配色調和や心理的・知覚的な効果を理解し、正しく使用することができる。
公益社団法人色彩検定協会が実施する「文部科学省後援色彩検定」3級合格レベルの知識を身につける。

今年度の授業内容色彩に関する研究は古くから、主に芸術の世界で行われてきており、18世紀ニュートンの光学の理論の発表以後、科学の分野として研究が進み、近代ではファッションや印刷に深く関与し、現代社会ではコンピュータのディスプレイの透過光の原理等の研究も科学的に進んできている。
この授業では色彩の知識を身近な実例を取り入れながら、色彩心理を含んだカラーコーディネート力を習得していき、色彩検定3級合格レベルの実力を身につける。

準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前に公式テキストの該当箇所を読み、内容を理解しておく。
授業後は内容を振り返り、オリジナルワークブックの該当ページの問題を解き、理解を深めること。
合計15時間
自習に関する一般的な指示事項授業の予習・復習としてカラーカードを使った演習や、オリジナルワークブックに取り組むこと。
 第1回オリエンテーション・色のはたらき・光と色1(色はなぜ見えるのか?)・色の表示1(色の分類と三属性)
 第2回色の表示2(PCCS)
 第3回色彩心理1(色の視覚効果)・慣用色名
 第4回色彩調和1・カラートランプ演習
 第5回色彩調和2・配色イメージ
 第6回光と色2(混色)
 第7回色彩心理2(色の心理的効果)
 第8回光と色3(眼のしくみ、照明と色の見え方)
 第9回ファッション1/インテリア1
 第10回色彩調和3
 第11回ファッション2/インテリア2
 第12回色の錯視的現象・色の嗜好・カラーセラピー
 第13回絵画と色彩(19世紀を中心とした画家の色使いについて)
 第14回パーソナルカラー(似合う色について)
 第15回復習とまとめ
授業の運営方法公式テキストを中心としながら、カラーカード演習や事例検討を取り入れた参加型授業を行う。
検定に出題されやすい、また出題された過去の問題をもとに作成したオリジナルのワークブックを用いて学習し、検定合格のための力を身につける。
対面授業では、オリジナルで作成した説明資料を用いて講義を行い、演習を行う。
オンラインでの授業の場合は、Teamsで同時配信による対面授業を視聴し、各自で課題に取り組む。

課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法ポータルの課題提出機能を使い、提出された課題に対しフィードバックを行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 30% 1月初旬までにレポート1本提出(1200字以上1500文字以内) 文字数や内容によって三段階評価
授業参加 40% 授業への集中力・態度、積極的な授業参加
その他 30% 3つの課題提出
テキスト ①色彩検定公式テキスト3級編/公益社団法人色彩検定協会/2019/2,420円 ISBN978-4-909928-03-0
②新配色カード199a/日本色研事業株式会社/1998/935円
③クリエ・スクールオリジナルワークブック3級編/クリエ・スクール/2022.4(2版)/2,200円

参考文献 カラー版 徹底図解 色のしくみ/城一夫/新星出版社/2009/1,760円
関連ページ 内閣府認定 公益社団法人 色彩検定協会
https://www.aft.or.jp/

その他、履修生への注意事項 ・色彩検定の受検について
任意受検(3級検定料7,000円)となるが、授業内容をしっかりと理解して自主学習を進めれば十分に合格を目指せる内容となっている。そのため、学習意欲の高い方の参加を希望。授業中の私語・スマートフォン・携帯電話の使用厳禁。
・教材について
学習、および評価基準となる課題の提出には、指定のテキスト類が必要である。
公式テキストは2019年12月に、ワークブックは2022年4月に改訂されているため、それ以前に発行されたものとは内容が異なるので注意する。
・出欠の確認方法について
対面授業では、授業内で配布された「出席カード」に質問の回答を記入し、その時間内の提出をもって出席の扱いとする。
オンライン授業では、授業時間内に提示した認証番号を用いてスマートフォンでの出席登録を行う。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】
実務経験の概要 カラーコンサルタント(パーソナルカラー判定、カラーセラピー、企業への色彩教育、再就職支援、色彩に関するTV番組の監修・出演、新聞連載・雑誌への執筆、書籍の執筆や監修)
実務経験と授業科目との関連性 カラーコンサルティングの経験を通して、実務的な色彩理論と実習を行う。