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科目名イベント検定演習
担当者小坂井 彰
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目イベント検定演習「一般社団法人日本イベント産業振興協会」が実施している「イベント検定」の合格とイベント企画の基礎を身につける
授業の達成目標学生がマーケティングの世界の中における「イベント」についての基礎知識を「送り手」「受け手」「作り手」の視点で理解できるようにする。マーケティングの基礎的理解とその考え方を知りビジネス社会上でのものの見方をマーケティングの発想を使ってやり、実社会での体験ができるようにする。そのきっかけとしてイベントを重要なツールとし客観的な認定資格である「イベント検定」資格の取得を目指す。その中の6W2Hの手法を使って基本企画を演習で作成できるようにする。
今年度の授業内容イベント検定合格のためテキストのポイントを伝えながら予習、復習も含み指導していく。具体的にはマーケティング・コミュニケーション手法の一つである「イベント」の中でビジネス社会においての具体的な「テーマ」を取り上げマーケティング視点のもと、簡易的に「イベント」を立案し構想するため「テーマ型ケース演習」手法により進めていく。テキストを利用し個人で考え、人の考えを聞き、理解し、自分で手早く手際よくまとめる、チームで企画する・・・活動を実践の世界での体験のように行っていく。時間の許す限り個々人の考えの説明時間をとりプレゼンテーションの初歩も経験できるようにする。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について「イベント検定」の受験に関しては4章あるテキストを2章3章をまず2週間かけて読みその後1章と4章を読むとともに全体を時間をかけて熟読する。演習のテーマに関してはマーケティングの観点から授業で指示するテキストのポイント、ネットで調べるポイントなどを各自で調べて考え、他者に伝えられるように整理準備しておくことに心がける。そして授業内で発言、討議する。 合計15時間
自習に関する一般的な指示事項授業では「調べること」「その場で考えること」、「発言すること」、「人の話を聞くこと」、を中心に行います。授業のための予習や復習はマーケティング、イベントなどの様々な話が出るので日常の生活社会で起きている事象に興味をもって目を向けて調べる、質問を準備するなどのことをして授業に臨んで頂きたいです。また「イベント検定」の試験対策として教科書をできるだけ早いうちに全部を読んで頂きたいです。どこに何が書いてあるのかをつかんでくことは授業で役立ちますしその上で必要な時に必要なページの解説をします。
第1回・シラバス解説
・「イベント検定」の概要説明と学習・取組方法、手続き等について

第2回・テキストの解説とポイント説明
・自分の仕事としてのイベント・イベント業界について
・万博・オリンピック、エンターテインメントビジネスについて
第3回・キャリアの重要性
・演習1:周年行事企画(オリエン・基本調査作業)
     各自の調べるポイント指導と実際の調査・情報抽出作業

第4回演習1:周年行事企画(オリエン・基本調査作業)
    各自の調査抽出情報の意見交換と企画作業
第5回演習1:周年行事企画(グループ情報意見交換)と各自企画作業
第6回演習1:周年行事企画(個人orグループ発表)と講評・Q&A
第7回演習2:記者会見企画(オリエン・基本調査作業)
    各自の調べるポイント指導と実際の調査・情報抽出作業
第8回演習2:記者会見企画(オリエン・基本調査作業)
    各自の調査抽出情報の意見交換と企画作業
第9回演習2:記者会見企画(グループ情報意見交換)
    グループ意見交換と各自企画作業
第10回演習2:記者会見企画作業と討議
第11回「イベント検定」試験準備(傾向と対策の講義)と演習2の企画作業
第12回「イベント検定」試験準備(模擬試験体験)と演習2の企画作業
第13回「イベント検定」試験1回目と演習2の企画発表1回目・討議と講評
第14回「イベント検定」試験2回目と演習2の企画発表2回目・討議と講評、学期のまとめ
授業の運営方法授業は出席を前提に対面で行うことを基本としています。授業で使うものはイベント検定公式テキスト、PC(タブレット等)、配布資料で毎回使用するので必ず持参してください。
講義ではパワーポイント・配布資料・映像等を活用しテキストを読んでいることを前提に予習復習は必要なタイミングで伝えます。
「イベント検定」受験予定者には模擬問題や対策授業を用意し合格を支援します。これをもとに復習をしっかりして試験に望んで下さい。「イベント検定」非受験者は授業内で指導する演習の課題のレポートを授業内および自宅で作成し提出前の指導を受けながら学習し学習効果を高めてから提出してもらいます。

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法「イベント検定」受験者に対しては授業内で試験対応対策(傾向と対策講義、模擬テスト体験)をタイムリーに行い進捗を確認できるようにします。演習に対しては「イベント検定」受験者と「イベント検定」非受験者共に授業内で発表や意見に対して解説や講評を行います。またポータルでの授業フォローもしていきます。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 40% イベント検定受験点数or非受験者は課題レポート
授業参加 40% 授業内での材料提供、発表、意見交換
その他 20% テキストの早期熟読と検定試験と企画作業での活用
テキスト 『イベント検定公式テキスト』(日本イベント産業振興協会・2015年4月刊)ISBN978-4-901173-28-5
参考文献 授業内で話に出たことを自ら調べたり検証したりすることが必要です。
関連ページ (一社)日本イベント産業振興協会、授業で話題となった団体・企業等の資料、HP情報
その他、履修生への注意事項 授業については出席を前提に自ら考え意見を述べることを求めます。基本欠席、早退の事前連絡をお願いします。
出席確認は毎回確認し公欠については大学のルールを基本に就職活動、感染症などの個別事情についても申告により配慮します。
評価はイベント検定受験者は検定受験により単位取得が保証され、合わせて授業内の発表等の姿勢、授業協力でより評価されます。
イベント検定非受験者は演習課題提出と授業内の発表等の姿勢、授業協力でより評価されます。
イベント検定の実施は確実に実施が可能なことを考慮し授業内での受験ができるように設定します。授業の進め方は各講義回の進捗により適宜内容を変更、前後させながら行います。
授業後にはポータルの掲示で欠席者も含め重要なポイントにつき連絡事項を掲示します。

卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】
実務経験の概要 1977年慶應義塾大学経済学部卒業後、商社にて3年間人事部、2年間営業部担当、1983年より(株)博報堂においてイベント・空間開発等のプロデューサー職の後、1996年より管理職、2008年より博報堂プロダクツにて経営職、2014年定年退職後、2015年会社を設立し企業経営支援を行う。
・公的活動    日本イベント業務管理士協会副会長(現職)
         日本オリンピック委員会事業・広報委員 (2004年ー2008年)                            
・保有資格    イベント業務管理士一級
         スポーツイベント検定
         ユニバーサルイベント検定                         
         (一社)イベント産業振興協会 認定研究員
         放課後児童支援員、監理技術者(内装仕上業務、建設技術者センター資格) 
・経験分野    経営計画、戦略策定、営業・販促計画、広報施設開発・広告・広報・プロモ
         ーション、人材採用・育成・定着
実務経験と授業科目との関連性 国内外の様々な業界におけるクライアントサービスに関する実務家の豊富な体験を講義を通じて「イベント」領域のみならず経営・マーケティングの基本原則・知識に渡り演習を通じて伝えていく。イベント関連の資格取得の経験を活用し学生の「イベント検定」の資格取得を支援する。