[戻る]
科目名キャリア演習(公務員・政治経済)II
担当者鍵屋 一、松原 規裕
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目キャリア演習(公務員・政治経済)Ⅱ
授業の達成目標この講義はマクロ経済学・経済史分野の基礎を理解し、公務員試験の学習を効果的に始めることを目的としている。具体的には、地方上級国家一般職レベルの試験における「社会科学(経済)」分野の過去問を解けるようにすることが目標である。また、専門科目の「マクロ経済学」の学習にスムーズに入っていけるよう、体系的な理解も狙う。この講座を利用し、学習を効率的に進めて欲しい。
今年度の授業内容本講義では,公務員試験の教養択一試験で出題される「社会科学」のうちマクロ経済学・財政学分野の対策を中心にしつつ,専門択一試験のマクロ経済学・財政学の初級までカバーできるようにする。国民経済計算,総需要曲線と総供給曲線の関係,乗数効果,財政政策及び金融政策の効果とIS-LM分析,財政理論の基礎と予算・租税について扱っていく。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前にポータルに掲出する講義資料(レジュメ)に目を通しておくこと。また、講義中に復習内容を指示するので、それに従って必ず復習し、練習問題・過去問も自力で解いてみること。 合計15時間
自習に関する一般的な指示事項復習ではレジュメの見直しを必ず行い、所収の問題を解いておくこと。講義内で使用した練習問題・過去問の解説資料は講義後にポータルにて配布する。また、日々目にするニュースについて講義で学んだ内容とどのように関連するのか考えることが望ましい。
第1回オリエンテーション。本講座の概要の他、具体的な学習スケジュール、勉強方法や、マクロ経済学の概要と今後必要になる基礎知識を学習する。
第2回国民経済計算における国民所得の諸概念について学習する。
第3回実質GDPと名目GDPおよび物価指数についての問題の解き方について学習する。
第4回消費関数および総需要と総供給について学習する。
第5回財市場均衡(45°線分析)による均衡国民所得の導出について学習する。
第6回インフレ・デフレギャップと乗数効果について学習する。
第7回利子率と貨幣需要・供給について学習する。
第8回信用創造の仕組みと貨幣乗数について学ぶ。
第9回利子率の決まり方と投資の限界効率について学ぶ。
第10回中央銀行による金融政策の手段について学習する。
第11回財政政策の手段とその効果について学ぶ。
第12回財政・金融政策の組み合わせとIS-LM分析を学習する。
第13回財政の機能と予算の内容について学ぶ。
第14回日本の国債の仕組みおよび税制について学習する。
授業の運営方法テキスト及び事前配布する講義資料に基づいた対面での講義を前提とする。
なお、内容の理解を深めるため、講義中に受講者自身に練習問題や過去問を解いてもらう。その解答をウェブサイトに入力・送信するため、受講者はタブレットやPC(スマホでも可)を毎回持参する必要がある。また、解答入力の有無は授業参加の評価に使用される。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法フィードバックに関しては、基本的にポータルを通じて行う。
講義中に受講生が解答した練習問題・過去問については送信した直後に正解・不正解をサイト上で確認できる。その解説に関しては授業後に説明資料をポータルにて配布する。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 70% 選択式問題及び計算問題での期末試験結果で評価
授業参加 30% 講義内での質問・発言及び講義中の問題解答数
小論文・レポート 0% 実施しない
テキスト 石川秀樹 著/「みんなが欲しかった! 公務員 合格へのはじめの一歩 経済科目」/ TAC出版/2021年/本体1,600円(税別)/978-4-8132-9482-5
参考文献 参考文献については講義内で紹介する。
その他、履修生への注意事項 受講者は、事前にポータル上に掲出される講義資料(PDF)をタブレットやPCなどで参照できる状態にして講義に出席すること。
なお、講義中に受講者自身が練習問題を解いてその解答をウェブサイトに入力する必要があるため、タブレットやPC(スマホでも可)は毎回持参すること。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】
実務経験の概要 公務員試験講座など資格試験等の受験対策指導
実務経験と授業科目との関連性 資格学校TAC、大学及び専門学校での公務員試験対策講座で長年の指導歴