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科目名キャリア演習(公務員・政治経済)I
担当者鍵屋 一、松原 規裕
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目キャリア演習(公務員・政治経済)Ⅰ
授業の達成目標この講義はミクロ経済学分野の基礎を理解し,公務員試験の学習を効果的に始めることを目的としている。具体的には、地方上級国家一般職レベルの試験における「社会科学(経済)」分野の過去問を解けるようにすることが目標である。また、専門科目の「ミクロ経済学」の学習にスムーズに入っていけるよう、体系的な理解も狙う。この講座を利用し、学習を効率的に進めて欲しい。
今年度の授業内容本講義では,公務員試験の教養択一試験で出題される「社会科学」のうちミクロ経済学分野の対策を中心にしつつ,専門択一試験のミクロ経済学の初級までカバーできるようにする。ミクロ経済学分野として,需要曲線と供給曲線および価格の決定過程、完全競争市場の効率性と余剰分析、独占市場の理論、市場の失敗、公共財、ゲーム理論などについて扱っていく。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前にポータルに掲出する講義資料(レジュメ)に目を通しておくこと。また、講義中に復習内容を指示するので、それに従って必ず復習し、練習問題・過去問も自力で解いてみること。 合計15時間
自習に関する一般的な指示事項復習ではレジュメの見直しを必ず行い、所収の問題を解いておくこと。講義内で使用した練習問題・過去問の解説資料は講義後にポータルにて配布する。また、日々目にするニュースについて講義で学んだ内容とどのように関連するのか考えることが望ましい。
第1回オリエンテーション。本講座の概要の他、具体的な学習スケジュール、勉強方法、問題集の使い方などについて説明を行う。
第2回需要曲線、供給曲線および市場均衡の概要を学習する。
第3回需要と価格の関係性および所得による影響について学習する。
第4回需要の価格弾力性と所得弾力性、およびその計算問題の解き方について学習する。
第5回生産者の費用関数と利潤最大化行動について学ぶ。
第6回市場均衡とその調整過程について、問題の解き方も含めて学習する。
第7回余剰分析の基礎(消費者余剰、生産者余剰)を学習する。
第8回政府の政策などへの余剰分析の応用を学習する。
第9回独占市場の価格決定について学習する。
第10回独占市場の余剰分析と完全競争市場との比較について学ぶ
第11回市場の失敗の一つとして外部性について学ぶ。
第12回外部性における余剰分析を学習する。
第13回公共財の特徴とその最適供給の理論について学ぶ
第14回ゲーム理論の基礎とパレート最適について学習する。
授業の運営方法テキスト及び事前配布する講義資料に基づいた対面での講義を前提とする。
なお、内容の理解を深めるため、講義中に受講者自身に練習問題や過去問を解いてもらう。その解答をウェブサイトに入力・送信するため、受講者はタブレットやPC(スマホでも可)を毎回持参する必要がある。また、解答入力の有無は授業参加の評価に使用される。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法フィードバックに関しては、基本的にポータルを通じて行う。
講義中に受講生が解答した練習問題・過去問については送信した直後に正解・不正解をサイト上で確認できる。その解説に関しては授業後に説明資料をポータルにて配布する。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 70% 選択式問題及び計算問題の期末試験結果で評価
授業参加 30% 講義内での質問・発言及び問題解答数
小論文・レポート 0% 実施しない
テキスト 石川秀樹 著/「みんなが欲しかった! 公務員 合格へのはじめの一歩 経済科目」/ TAC出版/2021年/本体1,600円(税別)/978-4-8132-9482-5
参考文献 参考文献については講義内で紹介する。
その他、履修生への注意事項 受講者は、事前にポータル上に掲出される講義資料(PDF)をタブレットやPCなどで参照できる状態にして講義に出席すること。
なお、講義中に受講者自身が練習問題を解いてその解答をウェブサイトに入力する必要があるため、タブレットやPC(スマホでも可)は毎回持参すること。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】
実務経験の概要 公務員試験対策講座など資格試験等の受験対策指導
実務経験と授業科目との関連性 資格学校TAC、大学及び専門学校での公務員試験対策講座において長年の指導歴