科目名 | キャリア演習(公務員・政治経済)I |
担当者 | 鍵屋 一、松原 規裕 |
開講期 | 2023年度春学期 |
科目区分 | 週間授業 |
履修開始年次 | 3年 |
単位数 | 1単位 |
授業の方法 | 演習 |
授業題目 | キャリア演習(公務員・政治経済)Ⅰ |
授業の達成目標 | この講義はミクロ経済学分野の基礎を理解し,公務員試験の学習を効果的に始めることを目的としている。具体的には、地方上級国家一般職レベルの試験における「社会科学」(経済)分野の過去問を解けるようにすることが目標である。また、専門科目の「ミクロ経済学」の学習にスムーズに入っていけるよう、体系的な理解も狙う。この講座を利用し、学習を効率的に進めて欲しい。 |
今年度の授業内容 | 本講義では,公務員試験の教養択一試験で出題される「社会科学」のうちミクロ経済学分野の対策を中心にしつつ,専門択一試験のミクロ経済学の初級までカバーできるようにする。ミクロ経済学分野として,消費者行動理論(無差別曲線、予算制約線、最適消費、需要曲線)、市場均衡理論(需要曲線と供給曲線の関係とそれに関わる様々な分析、市場の失敗)、リカードの比較生産費説、ゲーム理論などについて扱っていく。 |
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前にポータルに掲出する講義資料(レジュメ)に目を通しておくこと。また、講義中に復習内容を指示するので、それに従って必ず復習し、過去問も自力で解いてみること。 |
合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 復習ではレジュメの見直しを必ず行い、所収の問題を解いておくこと。また、日々目にするニュースについて講義で学んだ内容とどのように関連するのか考えることが望ましい。 |
第1回 | オリエンテーション。本講座の概要の他、具体的な学習スケジュール、勉強方法、問題集の使い方などについて説明を行う。 |
第2回 | ミクロ経済学分野の導入として,需要曲線、供給曲線、市場均衡の概要を学習する。 |
第3回 | 消費者行動理論のうち、無差別曲線と限界代替率について学習する。 |
第4回 | 消費者行動理論のうち、予算制約線と最適消費の決定について学習する。 |
第5回 | 需要の価格弾力性と、その計算問題の解き方について学習する。 |
第6回 | 市場均衡と均衡の安定性について、問題の解き方も含めて学習する。 |
第7回 | 第6回と同様、市場均衡と均衡の安定性について、問題の解き方も含めて学習する。 |
第8回 | 余剰分析の基礎(消費者余剰、生産者余剰)を学習する。 |
第9回 | 第8回と同様、余剰分析の基礎を学習する。 |
第10回 | 第9回の内容を発展させ,余剰分析の計算問題について扱う。 |
第11回 | 政府の活動と余剰分析について学習する。 |
第12回 | ゲームの理論(標準型)の概要を把握し、ナッシュ均衡及びミニマックス均衡に関する過去問の解き方を学習する。 |
第13回 | 前回に引き続き、ゲームの理論の問題の解き方を学習する。 |
第14回 | 国際貿易理論におけるリカードの比較優位説について学習する。 |
第15回 | 講義全体の総まとめを行う。 |
授業の運営方法 | 対面講義を前提とする。 |
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | レポートに対するフィードバックは、ポータルを通じて行う。 |