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科目名キャリア演習(公務員・法律)II
担当者鍵屋 一、山梨 貴弘
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目公務員試験,行政法対策
授業の達成目標この講義で公務員試験のメイン科目であり、公務員としての実務でも必須の知識となる行政法の基本的理解を目指します。学問としての抽象性が高く理解が難しい傾向にある行政法について各論中心に実務に直結する具体的な内容で、行政法規の理解と知識の定着を目指します。この講義を受講することで本試験の解答力の向上を図るだけでなく、行政実務や近代国家・行政の根幹や各種制度の理解を深めることも可能になります。
今年度の授業内容テキストを中心に時事的な例を用いて法律初心者でも理解できるように講義を展開していきます。また行政法との関連性の強い憲法の知識や判例も確認しながら進めることで、憲法の内容の定着も図ります。更に公務員の実務にとって必要な基本的な行政の仕組みや制度についても理解を深めます。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について特に予習は必要ありませんが、各講義ごとに教科書に付属する問題集の該当箇所を指定します。また、憲法分野の復習も行って頂くことで相乗効果を図ります。 合計15時間
自習に関する一般的な指示事項講義終了後の復習と問題演習に力を入れてください。また、各テーマごとに重要事項のまとめをレポートとして提出して頂きます。
第1回行政法:学習ガイダンス(なぜ行政法が必要か?公務員試験の出題傾向と対策)
第2回行政法の基本原理:法律による行政,行政立法
第3回行政作用法:行政行為の意義・分類
第4回行政作用法:行政行為の効力,行政行為の瑕疵(無効と取消)
第5回行政作用法:行政裁量,行政行為の付款
第6回行政作用法:行政行為の取消と撤回,行政上の強制執行
第7回行政作用法:行政罰,即時強制・行政調査
第8回行政作用法:行政計画,行政契約,行政指導
第9回行政作用法:行政手続法
第10回行政救済法:全体像,行政不服申立
第11回行政救済法:行政事件訴訟法(全体像・訴訟要件①)
第12回行政救済法:行政事件訴訟法(訴訟要件②)
第13回行政救済法:行政事件訴訟法(本案審理・その他の類型)
第14回行政救済法:国家賠償法,損失補償
授業の運営方法テキストを中心に、補助レジュメも用いて講義します。補助レジュメについてはポータルサイトに掲示しますので、各自でダウンロードして授業時に持参し、重要事項については逐次書き込みを行ってください。毎回講義該当箇所の問題を指示しますので、それを次回までに演習として解いて頂きます。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法小テスト実施(実施の回は事前に連絡)、次回の講義において講評を行います。レポート(重要事項のまとめ)回収後、理解度に応じて補足・解説等を行います。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 60% 実施します。公務員試験での出題形式に準拠した内容での理解度を基準として評価します。
小論文・レポート 20% 重要事項のまとめを提出して頂き、成績に反映します。
授業参加 10% 授業への積極的取組みについて考慮し、成績に反映します。
その他 10% 小テスト(実施回は事前に連絡)
テキスト 早川兼紹著「公務員試験 行政法の教科書&問題集」/ TAC出版/2023年/本体2,640円(税込み)/ 9784-3001-0576-4
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】