科目名 | キャリア演習(公務員・法律)II |
担当者 | 鍵屋 一、吉原 誠 |
開講期 | 2023年度秋学期 |
科目区分 | 週間授業 |
履修開始年次 | 3年 |
単位数 | 1単位 |
授業の方法 | 演習 |
授業題目 | 公務員試験、行政法対策 |
授業の達成目標 | この講義では公務員試験のメイン科目である行政法(役所をチエックするルール)の基本的理解を目指します。本試験でよく問われる基礎概念、判例を中心にポイントを絞った重点学習をします。この講義を受講することにより、行政法の基本的理解(法律による行政→行政行為→強制行為)、説明ができるようになります。講義の後半では行政救済制度の基礎を中心に学習します(国家賠償と取消訴訟)。この分野は判例が中心となります。 |
今年度の授業内容 | オリジナルの授業資料をベースに身近な具体例をふんだんに使用しながら法律初学者でも興味をもって理解できるように講義していきます。同時に行政法等に関連した時事的な動きにも言及していく予定です。例えば、コロナ渦における行政法の役割(営業自粛等)、熱海市の盛土問題における行政代執行、国葬における法律留保原則等です。 |
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に授業資料をアップする予定です。授業資料には使用テキストの該当ベージも指摘しておきますので、講義予定日までにざっと確認されるといいでしょう。 |
合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 予習よりも講義終了後の復習に力を入れてください。授業資料及び使用テキストの該当ページを読まれるといいでしょう。新聞、テレビ、ネット等で毎日のニュースに関心を持つようにお願いします。 |
第1回 | 行政法・学習ガイダンス(行政法とは、行政法が必要な理由、民法との比較、憲法との比較等) |
第2回 | 行政作用法・法律による行政(法律優位原則、法律留保原則等)、行政行為概念 |
第3回 | 行政差用法・行政行為の特殊な効力(不可争力等)、分類(許可、特許、認可) |
第4回 | 行政作用法・行政裁量(概念、司法的統制、判例)、附款(条件と負担) |
第5回 | 行政作用法・行政行為の瑕疵(取消しうべき行政行為と無効の行政行為)、取消と撤回の異同 |
第6回 | 行政作用法・行政手続法(申請に対する処分、不利益処分) |
第7回 | 行政作用法・行政上の強制手段(行政代執行等)、行政罰 |
第8回 | 行政作用法・即時強制、行政調査、行政立法 |
第9回 | 行政作用法・行政契約、行政計画、行政指導等 |
第10回 | 行政救済法・全体像、国家賠償法総論 |
第11回 | 行政救済法・国家賠償法1条(成立要件、基本判例) |
第12回 | 行政救済法・国家賠償法2条(成立要件、基本判例)・損失補償 |
第13回 | 行政救済法・取消訴訟1(処分性、原告適格、狭義の訴えの利益の訴訟要件等) |
第14回 | 行政救済法・取消訴訟(執行不停止現読、審理、判決等)、その他の抗告訴訟 |
第15回 | 行政救済法・その他の抗告訴訟、行政機関情報公開法 |
授業の運営方法 | 毎回オリジナルの授業資料を配布します。授業資料をベースにしながら講義をしていきます。ホワイトボードも使用しますので、板書事項も資料に書き込むようにしてください。 |
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 定期試験を実施した場合には、正答及び採点講評をアップする予定です。状況により定期試験が実施できない場合には課題を提出してもらう予定です。その場合も正答及び採点講評をアップする予定です。 |