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科目名キャリア演習(公務員・法律)I
担当者鍵屋 一、山梨 貴弘
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目公務員試験,民法債権法・家族法対策
授業の達成目標この講義で公務員試験のメイン科目である民法(市民生活におけるルール)の債権法及び家族法の基本的理解を目指します。この講義を受講することにより,社会で行われている経済取引(売買や賃貸借など)の基本的仕組みが理解・説明できるようになります。家族法では身近な家族の基本的制度の法的理解・説明ができるようになります。
今年度の授業内容指定の教科書をベースにアルバイトや日常の経済取引でも経験する身近な具体例をふんだんに使用しながら法律初心者でも理解できるように講義を展開していきます。銀行や商社での経験も踏まえた実務や国際慣習なども交えて民法の理解を深めていきます。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について特に予習は必要ありませんが、各講義ごとに教科書に付属する問題集の該当箇所を指定します。また、総則・物権分野での復習箇所も指定し、民法知識の定着を図ります。 合計15時間
自習に関する一般的な指示事項講義終了後の復習と問題演習に力を入れてください。また、教科書に掲載されていない知識や判例について講義中に解説した内容をまとめ、レポートとして提出して頂きます。
第1回債権法:債権・債務とは(物権との違い),学習ガイダンス(出題傾向・学習の仕方等)
第2回債権法:債権の種類,契約総論,同時履行の抗弁権
第3回債権法:債務不履行(解除・損害賠償)
第4回債権法:債権(金銭)回収の方法(債権者代位権・詐害行為取消権①)
第5回債権法:債権(金銭)回収の方法(詐害行為取消権②),債権の消滅Ⅰ(弁済・その他)
第6回債権法:債権の消滅(相殺),債権譲渡
第7回債権法:多数当事者の債権関係Ⅰ(連帯債務・保証)
第8回債権法:契約各論(売買・贈与)
第9回債権法:契約各論(賃貸借契約)
第10回債権法:契約各論(請負・委任)
第11回債権法:法定債権関係(事務管理・不法行為)
第12回債権法:法定債権関係(不法行為・不当利得)
第13回家族法:親族(婚姻・離婚,親子)
第14回家族法:相続(相続の基本的な流れ,相続人・遺言など)
授業の運営方法テキストを中心に、補助レジュメも用いて講義します。補助レジュメについてはポータルサイトに掲示しますので、各自でダウンロードして授業時に持参し、重要事項については逐次書き込みを行ってください。毎回講義該当箇所の問題を指示しますので、それを次回までに演習として解いて頂きます。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法小テスト実施(実施の回は事前に連絡)、次回の講義において講評を行います。レポート(重要事項のまとめ)回収後、理解度に応じて補足・解説等を行います。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 60% 実施します。公務員試験での出題形式に準拠した内容での理解度を基準として評価します。
小論文・レポート 20% 逐次重要事項のまとめを提出して頂き、成績に反映いたします。
授業参加 10% 授業への積極的取組みについて考慮し、成績に反映いたします。
その他 10% 小テスト(実施回は事前に連絡します)
テキスト 早川兼紹著「公務員試験 民法の教科書&問題集」/ TAC出版/2023年/本体2,860円(税込)/9784-3001-0575-7
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】
実務経験の概要 TAC株式会社など資格試験予備校での20年以上にわたる公務員講座での指導を通じて,法律科目全般の講義を担当し,多数の合格者を出しています。
実務経験と授業科目との関連性 公務員試験では,民法・行政法がメイン科目として出題されます。