科目名 | マーケティングコミュニケーション | |
担当者 | 丸岡 吉人 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 統合的マーケティングコミュニケーションと広告 | |
授業の達成目標 | この講義の目的は、履修者が統合的マーケティングコミュニケーションと広告の理論と実際に関する基本を身につけることです。 具体的には、講義終了時に履修者が、①広告の鍵概念と重要ツール、フレームワ ークや思考方法を理解している、②履修後に自ら広告についてさらに進んで学習できるようにその方法を理解している、ことが到達目標です。 |
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今年度の授業内容 | マーケティングコミュニ―ションは企業活動のなかでも私たちにとって身近で、目を引きやすく、企業業績に重要な影響を持つ活動です。本講義では、身近なマーケディングコミュニケーション活動を取りあげながら、広告に関する理論や概念を解説するとともに、デジタル施策やスポンサーシップなどの新しい広告活動/関連活動についても取り上げます。 私たちは日常生活の中でマーケティングコミュニケーション活動の表舞台に接しています。本講義では、計画過程、効果評価、マーケティングコミュニケーションを巡る社会環境の変化と法規制など、いわば背景や舞台裏を理解することを通じて、マーケティングコミュニケーションの理論と実際を多面的に学ぶ機会を提供します。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 予習 教科書の次回講義の該当章(または、別途指示する論文や記事など)を読み、理解できない点や疑問点を明らかにしておいてください。 身の回りの広告活動について、情報収集や分析を事前課題とすることがあります。 復習 授業で取り上げた理論や概念、フレームワークを用いて広告活動を分析します。 ミニットペーパーを投稿してください。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 身の回りのマーケティングコミュニケーション活動や広告活動について、どのような戦略で実行されているのかを考えましょう。 | |
第1回 | 『現代広告論 第4版』第1章 マーケティングコミュニケーションと広告とは何か | |
第2回 | 『現代広告論 第4版』第2章 マーケティング計画とマーケティングコミュニケーション、第3章 マーケティングコミュニケーション組織 | |
第3回 | 『現代広告論 第4版』第4章 広告計画の立案 | |
第4回 | 『現代広告論 第4版』第5章 広告戦略の立案、第6章 広告予算の決定 | |
第5回 | 『現代広告論 第4版』第7章 マーケティングコミュニケーション過程と広告効果 *マーケティングコミュニケーション施策の読み取り |
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第6回 | 『現代広告論 第4版』第8章 広告表現計画 *マーケティングコミュニケーション施策の読み取り |
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第7回 | 『現代広告論 第4版』第9章 広告媒体計画 *マーケティングコミュニケーション施策の読み取り |
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第8回 | 『現代広告論 第4版』第10章 デジタル広告 | |
第9回 | 広報・PR(パブリックリレーションズ)概観 | |
第10回 | 販売促進(セールスプロモーション)概観 | |
第11回 | 『現代広告論 第4版』第11章 戦略的ブランドコミュニケーション | |
第12回 | 『現代広告論 第4版』第12章 マーケティングコミュニケーションの効果測定 | |
第13回 | 『現代広告論 第4版』第13章 マーケティングコミュニケーション関連の法規と規制 | |
第14回 | 『現代広告論 第4版』第14章 新しいコミュニケーション手法群 | |
授業の運営方法 | 指定のテキストに沿って講義します。履修生は、講義前にテキストの該当部分を読み、その概要を理解したうえで講義に出席する必要があります。講義では、マーケティングコミュニケーションの鍵概念と重要ツール、思考方法を習得することに集中します。 講義中に、ミニケースを提示し、履修生が「なぜそうなったのか」「なにを狙ったのか」「自分ならばどうするか」を考えることによって、講義内容の理解を深めます。 ★履修生の理解度や関心領域によって、予定を変更することがあります。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | ミニットペーパーに記載されたコメントへの解説や質問への回答を、原則、次の講義の際に行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 100% |
テキスト | 岸志津江・田中洋・嶋村和恵・丸岡吉人(2024).現代広告論 第4版 有斐閣 *現代広告論にはいくつかの版があります。第3版など他の版と間違えないようにしてください。 |
参考文献 | ロシター, J. R.・パーシー, L.・ベルクヴィスト, L.(2022). 広告コミュニケーション成功の法則:理論とデータの裏打ちで、あなたの実務を強くする。 東急エージェンシー 販促会議編集部、守口剛他(2017). デジタルで変わるセールスプロモーション基礎 宣伝会議 関谷直也・薗部靖史・北見幸一・伊吹勇亮・川北眞紀子(2022). 広報・PR論:パブリックリレーションズの理論と実際 改訂版 有斐閣 日本インタラクティブ広告協会(2019). 必携 インターネット広告 プロが押さえておきたい新常識 インプレス 田中洋・岸志津江・嶋村和恵(2021).現代広告全書:デジタル時代への理論と実践 有斐閣 波田浩之(2018).新版 広告の基本 日本実業出版社 石崎徹(編著)(2019).わかりやすいマーケティング・コミュニケーションと広告 第2版 八千代出版 シネック,S.(2012). WHYから始めよ!インスパイア型リーダーはここが違う 日本経済新聞出版社 加藤希尊(2018).はじめてのカスタマージャーニーマップワークショップ 翔泳社 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |
実務経験の概要 | 広告会社、PR会社経験者。 |
実務経験と授業科目との関連性 | 教員のマーケティングコミュニケーション分野の実務経験を活かして、その理論と実際とを講義する。 |