科目名 | 近代家族論 | |
担当者 | 鈴木 明子 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 日本の家族と家 | |
授業の達成目標 | 家や家族をめぐる問題に直面した時に対処するための基礎的知識を身につけるために、以下を到達目標とする。 ・日本の家と家族の歴史について説明できる。 ・家族をめぐるさまざまな問題を理解し、自分なりの見解を述べることができる。 |
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今年度の授業内容 | 近現代の家族の形の変遷について取り上げる。 多様な価値観が認められ始めた現代社会では、男・女、親・子など、かつては自明の理とされてきた家族の価値観も覆されつつあります。こうした中で、家族をめぐる様々な問題が浮上しています。母子密着育児と言われる一方での友達親子。また親子間での無理心中事件。海外での同性婚など、家族にまつわる話題は尽きません。 かつての日本社会では血縁に限らない社会的親子のつながりなども見られましたが、現代では血縁に限らない親子は養子縁組のみに変化するなど、日本社会の中でも変遷を遂げてきています。近年見直され始めた家族について、改めて日本社会でどの様に捉えられてきたのか見直し、現代社会における問題点とつなげて考えて行きたいと思います。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 授業で取り上げるテーマを事前に明示するので、あらかじめ辞書や参考文献等で予習し、予備知識を持って授業に出席すること。 授業終了後は、配布プリントや講義ノートを整理し、自分なりの理解を深めておくこと。 分からない部分について、質問できるように心がけること。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 紹介する参考文献は読むこと。新聞やテレビ、ネットに流れるニュースに耳を傾け、情報収集し、自分なりに調べるように努めること。 | |
第1回 | ガイダンス(自分にとっての家族) | |
第2回 | 家族とは? | |
第3回 | 法律の家族 | |
第4回 | 家族の形と制度1 家族類型 | |
第5回 | 家族の形と制度2 伝統的家族 | |
第6回 | 大家族と大人数家族 | |
第7回 | 「イエ」について1 家制度とは | |
第8回 | 「イエ」について2 家制度の名残り | |
第9回 | 中間のまとめ | |
第10回 | さまざまな親子(血縁・非血縁) | |
第11回 | 養子の今昔 | |
第12回 | 家の問題と家族の役割 | |
第13回 | 現在進行形の家族の変容 | |
第14回 | まとめ | |
授業の運営方法 | 授業計画は以上の通りですが、時事に応じて変更する可能性がある。 講義形式で授業を行うが、ときに映像資料を活用する。必要に応じて資料を配付する。 ガイダンス時に詳細を述べるので必ず出席すること。 当科目は大人数が履修しているため、ポータルのQAでの報告には原則対応しないため注意すること。 忌引、実習、就活、インターン参加等による欠席、その他欠席報告や質問等は、授業時のアンケートで受け付ける。 事前報告の場合、実際に欠席となるか不明であるため、欠席後の報告を原則とすること。 対面授業実施予定であるが、社会情勢等の変化により遠隔授業実施の場合は、Microsoft Teams等によるリアルタイム授業を基本とする。 「その他、履修生への注意事項」も参照のこと。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 大人数履修科目のため、授業内課題については、講義時間内で可能な限り行う。 質問に関しては、原則授業終了時に対面で受け付ける。 授業時間内にポータルのアンケート機能において寄せられた質問や感想については、次回授業時にフィードバックを行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 70% | 期末レポート |
授業参加 | 30% | 課題の提出 |
テキスト | テキストはとくに指定しない。必要に応じて資料やレジュメを配付する。 |
参考文献 | 八木透「民俗学における家族研究の課題」佛教大学総合研究所紀要2004別冊号2004年8月 同 「民俗学におけるジェンダー研究と近代家族」佛教大学文学部論集第91号2007年3月 |
その他、履修生への注意事項 | 私語厳禁。もうすぐ社会に出て行く大人として当然のマナーを守ること。 出席について 対面授業の場合、ポータルのスマホ出欠機能を原則として利用し、遅刻の確認としてのみ出席カードを併用する。 3分の1以上欠席した場合は、多欠により、単位を認めないため注意すること。 やむを得ない欠席については欠席後に申告すること。 遠隔授業実施時の対応について 教材の配信と課題の回収はポータルを利用して行う。 Teams等大学指定の会議ツールを用いて、リアルタイムで授業を行う。 遠隔授業の出席確認は、ポータルのアンケート機能を用い、課題提出を併用して出席とする。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |