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科目名ネットワーク論
担当者大久保 博樹
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目コンピュータやスマートフォンで利用しているネットワーク・システムについて、その仕組みからSNS等のメディアの側面までを学ぶ。
授業の達成目標
1. ネットワークシステムの概要(IPAの情報処理技術者試験レベル)を体系的に説明できる。
2. 情報ネットワークのサービスについて説明できる。
3. Internetの変遷と現状について、その概要を説明できる。
4. メディアとしてのネットワークという視点から、その社会的・文化的役割を説明できる。
5. ネットワーク社会の現状と課題について論ずることができる。
今年度の授業内容私たちの社会において、道路・水道・電気といったインフラとして確固たる地位を得たInternetを中心に、その変遷から技術的概要と課題について扱う。ネットワークと情報技術は深く関わっているため、基本的な用語と用語相互の関係性などが理解できるよう説明する。SNSなどのネットワークサービスの事例から、ネットワークの社会的文化的役割を検討し、もはやメディアとして君臨する情報ネットワークの今後の展開と課題について共に考えていく。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について次回の授業内容の概要を説明しますので、予習としてその概要に従った学習準備をしてください。授業後は内容のポイントを整理し、授業時に取り組んだ課題を再評価してください。その上で理解が充分でない点がわかった場合は、授業資料資料等をもとにして疑問点などをノートに記すなどして外在化しておき、質問等で解決できるようにしてください。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項ネットワークの利用について自問し常に疑問をもって授業に臨んで欲しい。関連書籍やインターネットなどで調べることで、自ら疑問の箇所を解決するような積極性も必要である。また、必ず復習して知識の定着を図ること。
第1回イントロダクション:授業ガイダンス、ネットワークについて
第2回ネットワークとは何か:技術的側面から - XEROX PARC
第3回ネットワークとは何か:サービスと社会的拡充の側面から
第4回ネットワークの通信方式と回線
第5回ネットワークの通信プロトコル:TCP/IP、MACアドレスとIPアドレスについて
第6回データ伝送方式
第7回無線LANと課題
第8回中間の課題(授業内課題作成もしくは筆記試験等)
第9回ネットワークとその形態・ネットワークの品質
第10回現代社会のメディアとネットワーク
第11回メディアとしてのネットワークと課題
第12回ネットワークと文化:SNS、クラウドファンディング、ダークサイド
第13回ネットワーク社会の課題:セキュリティ(脅威とその対策)
第14回まとめ:振り返りによる総まとめ
授業の運営方法講義形式で実施する。適宜、授業内容を確認するための課題や小テストを行い、理解を確実なものにする。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法授業内課題の結果、リアクション・ペーパーや質疑への必要なフィードバックを、全体もしくは個別に対して適宜行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 50% 筆記試験による評価
小論文・レポート 30% 中間の課題(筆記試験もしくはレポート)の解答内容を評価
授業参加 20% 授業内課題(リアクション・ペーパーや小テスト)の提出と内容によって参加度として評価
その他 0%
テキスト 開講時に指示する。
参考文献 授業中に指示する。また適宜資料を配布する。
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その他、履修生への注意事項 ・InternetやSNSについてあたらな視点から学んでみたいという学生の履修を歓迎します。
・ネットワークとメディアとの関係について興味がある学生の履修を歓迎します。
・インターネットや情報ネットワークに関する新聞記事やニュースなどを、日頃から確認しておくことが大切です。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】