科目名 | 建築環境論 | |
担当者 | 橋本 憲一郎 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 世界を楽しむための建築入門 | |
授業の達成目標 | 建築(環境)の多岐にわたる魅力をより楽しめるように視野を広げ、身近な建築環境を整えていくための手がかりを得ることを目的とする。具体的な建築がもつ魅力について、それが直観的に感じられるものであっても、ほかのひとが理解可能な説明ができるようになることを目標とする。 | |
今年度の授業内容 | 世界の多様な建築(環境)の実例を紹介しつつ、そのあり方や魅力を、建築(環境)をめぐるさまざまな領域との関わりのもとに考察する。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に講義のテーマについて、想像を巡らして思いつく事項を自分なりに整理しておく。 授業後は配布資料を見返して、reaction paperの課題を再考し(場合によっては追記し)、授業内容の理解に努める。 授業で取り扱った建築のいくつかを訪問して、実際に見学・体験してみたうえで、授業の内容の妥当性を確認してみる。 合計60時間 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 好きな建築(場所)をみつけ、なぜそこが気に入っているのかを言葉にしてみよう。興味があるものごとと建築・都市環境との関わりに目を向けてみよう。 | |
第1回 | ガイダンス: 授業で取り扱うテーマと関連するいくつかの建築を紹介する。 | |
第2回 | 生活と建築: 生活とのかかわりの深い建築、主に住居を取り扱う。 | |
第3回 | デザインと建築: デザインに関する三つの視点を提示し、それをもとに建築をみる。 | |
第4回 | 思想と建築: 思想・世界観がどのように建築に関わるのかについて。 | |
第5回 | 近代と建築: さまざまな文化領域で批判の対象となっている「近代」について、近代建築を題材に考える。 | |
第6回 | ポストモダンと建築: ポストモダンという概念を紹介し、いわゆるポストモダン建築について解説する。 | |
第7回 | 科学・技術と建築: スカイツリーに使われている技術を入口として、建築におけるさまざまな技術領域を説明する。 | |
第8回 | 建築設計の現場: 建築の設計プロセスがどのように進むのかについて、実際の事例に即して説明する。 | |
第9回 | 芸術と建築: 芸術との関わりのもとに建築を考察する。主に美術館を取り扱う。 | |
第10回 | メディアと建築: メディアという語がもつひろい意味を手掛かりに、建築との関わりをみる。 | |
第11回 | 地域と建築: 地域という語が持つ二面性に着目する。地域的な建築がどのように構想されたのかについて。 | |
第12回 | 自然と建築: 自然はさまざまに解釈されて、建築として現れる。そのあらわれについて。 | |
第13回 | 現代建築の冒険1: 現代の先端的といわれる建築では、何が目指されているのかを考える。 | |
第14回 | 現代建築の冒険2: 最近の建築を紹介する。 | |
授業の運営方法 | 写真・図面等の資料をプロジェクターで示しながら解説する講義形式。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 意見・質問に対して、次回以降の講義で、特徴的な見解の紹介や典型的な誤解についての解説を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
小論文・レポート | 100% | 期末レポートを評価する。評価にあたっては、オリジナリティ、論の整合性を重視する。 |
テキスト | 教科書は指定しない。 |
参考文献 | 講義内で適宜紹介する。必要に応じて資料を配布する。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |
実務経験の概要 | 一級建築士 |