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科目名精神病理学
担当者菅原 ゆり子
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目精神が病むということを通して、人間についての理解を深めていく。
授業の達成目標1.心が病むことは特別なことではなく人間が通常持つ心理の延長上にあることを説明できる、2.精神病理学という学問について説明できる、3.精神病理学の手法を用いて自身の考えも取り入れ何をもって精神疾患といえるのか、精神病理学の知識を駆使し人間についてより深まった理解を述べられる。以上を3点を目標とします。
今年度の授業内容精神医学の知識のない者も理解できるよう、知識のある者はより深められるように関連する精神医学の症例や最新の知見を伝えた後でその精神病理を探っていく。個性ある精神病理学の先人たちのユニークな人生や彼らの編み出した心の捉え方を講義する。折々履修者にも心が危機となる理由や心が病んだ状態を記載する方法を考えてもらい精神病理学が心に寄り添う学問であることを実感する一助とする。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前にポータルに配布するプリントや教科書を読んで、疑問点をまとめておいてください。また授業で学んだ人物について、平易な著書を紹介するので、興味のある人物の作品を読んでみてください。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項精神病理を理解することは、健康な精神や人間を理解することにつながる。日常に起こる自他の心的現象に敏感になっていてください。その上で授業を通して健康な精神の維持の仕方を意識化し日常生活に役立てることを望む。
第1回ガイダンス
第2回統合失調症とは:主として精神病理学の対象となる統合失調症について概説
第3回統合失調症の精神病理を理解するための序論:最新の知見と症例提示
第4回心が病むとは:専門用語と登場人物のまとめ
第5回精神病理学の歴史:疾患単位の確立。クレペリン他
第6回精神病理学の歴史:人は自分以外の人物をどのように理解しているのか。ヤスパース他
第7回病跡学:天才はどんな病理をもっていたか
第8回精神病理学の歴史:フロイトの生涯と業績
第9回精神病理学の歴史:力動精神医学の基礎用語と基本的事項
第10回精神病理学の歴史:フロイトのヒステリー症例について
第11回精神病理学の歴史:人間関係から病を捉える。サリバンと親友について
第12回精神病理学の歴史:反精神医学
第13回うつ病概論と精神病理
第14回まとめ:生徒さんの理解へのフィードバックや補足
授業の運営方法全回オンライン授業で行う。
心が病む理由を理解し、説明できるようになるために先人が何に悩んだかを提示し、その回答を一緒に解きながら講義を行っていく。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法レポートの回収後に特徴的な見解の紹介や誤解しやすかったと思われる項目などについて解説する。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% なし
小論文・レポート 40% レポート提出1回
授業参加 60% 授業内小感想により評価
その他 0% なし
テキスト プリントを配布する
参考文献 講義内容に興味を持ちもっと深めたい履修者向けとしては
精神病理学とは何だろうか/松本雅彦/星和書店/2014年/3800円
ISBN-13:978-4791103300


ヒステリー研究/ブロイアー、フロイト/金関猛訳/2103年/中央公論社/2400円
ISBN978-4-12--160139-1

精神病理学原論/ヤスパース/西丸四方訳/2012年/みすず書房/5800円
ISBN4-622-02224-9

精神医学的面接/H.S.サリヴァン/中井久夫他訳/2014年/みすず書房/5800円
ISBN4-622-02196-X

日本の精神鑑定/内村祐之他監修/福島章他編集/2018年/みすず書房/18000円
ISBN978-4-622-08766-3
その他、履修生への注意事項 オンライン授業については、Microsoft Teamsを使用し、リアルタイムで行います。初回授業の前に履修生宛てにTeamsのコードを伝えるので、オンライン授業に日はTeamsにアクセスしてコードを入力してチームに参加すること。授業の中で印象に残ったことを書いていただくことで参加度を評価します。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】
実務経験の概要 精神科医