科目名 | 国際経済 |
担当者 | 米田 泰隆 |
開講期 | 2024年度春学期 |
科目区分 | 週間授業 |
履修開始年次 | 3年 |
単位数 | 2単位 |
授業の方法 | 講義 |
授業題目 | 国際経済の総合的な理解 |
授業の達成目標 | 講義の達成目標は、3点あります。まず、学術的な経済理論と現実の企業活動の相互関係を理解し説明できるようになることです。次に、跡見学園女子大学のディプロマポリシーに掲げる「広い視野をもって専門知識を体系的に理解する力」に関し、基礎的な経済学をひととおり学び、経済の仕組みを理解し説明できるようになることです。最後に、跡見学園女子大学マネジメント学部のディプロマポリシーに掲げる「現代社会の諸問題から解決すべき課題を自ら発見し、その解決策を提案できる能力の修得を目指す」に関し、経済について独自の考察をふまえて論述できるようになることです。 |
今年度の授業内容 | 本講義は、国際経済の仕組みを理解し、日本が国際経済において置かれている現状を把握することを目標とします。より具体的には、国際貿易、国際金融及び開発経済という、国際経済学の3つの主要な基礎概念を解説します。また、SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)に関する理解を深め、かけ声だけでなく、数字やエビデンスの裏打ちがある開発経済の考え方を通じ、現実社会をより良くしていくうえで必要な知識や思考力を、経済学を全く学んでいない方でも理解しやすいようゼロから学びます。 |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 内容は、次の「自習に関する一般的な指示事項」をご参照ください。時間は、文科省の省令で定められている大学設置基準により、予習・復習に各90分以上が必要となります。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | ニュース等で気になる記事、心に残った記事の切り抜きを集める等情報収集してください。また、講義のレジュメを読み返す等の予習復習をお願いします。 |
第1回 | #1 イントロダクション(概論:国際貿易・投資、国際金融、開発経済) |
第2回 | #2 SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標) |
第3回 | #3 第1章 なぜ貿易が行われるのか?:リカードの比較生産費説、ヘクシャー=オリーンの理論 |
第4回 | #4 第2章 なぜ政府は貿易に介入するのか?:関税政策、GATT/WTOの設立 |
第5回 | #5 第3章 なぜ地域統合が行われるのか?:FTA、TPP、RCEP等の経済的影響 |
第6回 | #6 第4章 なぜ海外投資が行われるのか?:海外直接投資の動機と経済的影響 |
第7回 | #7 第5章 どのように国際的に資金が流れるのか?:日米中貿易グローバルインバランスの拡大 |
第8回 | #8 第6章 為替レートはどのように決まるのか?:購買力平価(PPP)、金利平価 |
第9回 | #9 第7章 どのように為替レートを安定化させるのか?:為替介入、マンデル=フレミング・モデル |
第10回 | #10 第8章 どのようにして安定した国際通貨制度を構築するのか?:基軸通貨(ドル・ペッグ) |
第11回 | #11 第9章 なぜ豊かな国と貧しい国が存在するのか:開発経済学の基礎 |
第12回 | #12 第10章 どのようにして貧困を削減すればよいのか?:経済発展の質的側面としての貧困 |
第13回 | #13 第11章 どのようにして開発援助を行えばよいのか?:政府開発援助(ODA) |
第14回 | #14 第12章 どのようにして環境と開発の共存を達成するのか?:持続可能な開発、COP26 |
授業の運営方法 | 講義形式は、完全オンライン(オンデマンド方式)です。ただし、学生様の個別のご事情にはできる限り沿わせていただき、必要があれば対面でのご質問も可能なよう配慮いたします。 |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 課題は、趣旨や考え方等の講評動画を作成します。その中で、優秀答案は匿名で紹介させていただきます。また、希望者には課題にコメントを付し、個別に返却いたします。 |