科目名 | 国際法 | |
担当者 | 兼頭 ゆみ子 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 国際法概説 | |
授業の達成目標 | ・国際社会と国際法の関係、国際法の法源、適用解釈、国内法との関係等について理解し、説明できる。 ・武力行使の規制、国際平和の維持についての国際法を理解し、説明できる。 ・領域や海洋についての国際法の基本を理解し、説明できる。 ・個人に関わる国際法(国際刑事法、国際人権法)について理解し、国際法における個人の位置づけを説明できる。 ・国際紛争についての基本的な国際法を理解し、説明できる。 ・国際社会における環境保護や経済活動に関する基本的な法のあり方を理解し、説明できる。 |
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今年度の授業内容 | 様々な面でグローバル化が進み、私たちに身近な問題や国内の出来事はますます国際社会から影響を受けています。また逆に、ある国に生じた事象が世界的な影響力を及ぼす場合もあります。弱肉強食のように思われる国際社会にも共通規範となる国際法があり、国際社会の緊密化により、国際法の重要性はますます高まっています。この授業では、まず、国際法とは何か、国際法の主体等、国際法の基本構造について解説し、次に、様々な分野の国際法を順次、扱います。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 授業資料に前もって目を通し、授業内容を把握するとともに疑問点を予め整理しておく。授業後はノートテイクした結果を見直し、まとめ直して理解を深める。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 国際法が関係する時事問題に普段から関心をもち、新聞・ニュースに接してください。 | |
第1回 | ガイダンス、国際社会と法 | |
第2回 | 国際法とは何か | |
第3回 | 条約法 | |
第4回 | 国際法の主体 | |
第5回 | 国際法と国内法の関係 | |
第6回 | 武力行使の規制 | |
第7回 | 平和と安全の維持 | |
第8回 | 国際紛争の処理 | |
第9回 | 領域と空間 | |
第10回 | 海洋法 | |
第11回 | 地球環境の保護 | |
第12回 | 国際経済法 | |
第13回 | 国際刑事法 | |
第14回 | 人権の保障 | |
授業の運営方法 | 授業は講義形式で行います。受講生には、授業中の意見表明を求める、又は条文を読んでもらう場合があります。また、毎回、リアクションペーパーの提出を求めます。リアクションペーパーには、授業内容に関する問題への回答や感想・意見等、指定した内容について書いてもらいます。 受講生の規模に応じて構成に変更が生じることがあります。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | リアクションペーパーの講評を次回で示す。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 60% | 授業の理解度を評価します。 |
小論文・レポート | 0% | 実施しない。 |
授業参加 | 40% | リアクションペーパーの内容を評価します。 |
その他 | 0% | 実施しない。 |
テキスト | 位田隆一・最上敏樹編『コンサイス条約集〔第2版〕』三省堂、2015年(1500円、ISBN 978-4-385-32325-1)を必携のこと。その他、資料をポータルで配付します。 |
参考文献 | 中谷和弘・他 『国際法[第4版]』有斐閣、2021年(2310円、ISBN 978-4-641-22173-4) 加藤信行・他『ビジュアルテキスト国際法[第3版]』有斐閣、2022年(2640円、ISBN 978-4-641-04692-4) 浅田正彦『国際法[第5版]』東信堂、2022年(3300円、ISBN 978-4-7989-1768-9) |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |