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科目名労働法
担当者水野 圭子
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目労働法 アルバイトとして、また、社会人として女性が働く場合に知っておきべき労働法を学ぶ
授業の達成目標女性が働く場合にどのような問題があり、そういった問題から労働法がどのように働く女性を保護するのか、労働法の基礎的な知識と理解を得ることを目標とします。
今年度の授業内容雇われて働くにしろ、起業して労働者を雇うにせよ、労働に関わらずに一生を過ごす可能性は低いと思います。労働法は、働く場合に必ず皆さんにかかわってくる法律です。過労死や過労自殺、ブラック企業といったニュースを聞いたこともあるでしょう。労働法はアルバイトをする場合、就職活動をする場合、社会で働く場合、結婚する場合など人生のライフステージにおいて密接なかかわりを持ち、労働法の知識を持つことによって、法的に自分を守ることができます。
 働く場合にどのような法律によって皆さんが守られるのか、労働法の基礎的な知識と理解を得ることを目標とします。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について予習として、指定された範囲の教科書や資料を熟読し、指定された判例をまとめる 2時間
 
 授業で指示した定義、判決の問題点、関連判例を読み理解する   2時間
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項講義の終わりに、教科書・判例・新聞記事などの予習範囲を指示しますので、該当箇所を熟読して、質問事項を考えながら講義に参加してください。予習をするのとしないのでは、理解が全く異なるはずです。
 第1回ガイダンス:法律学の勉強の方法 労働法とはどのような分野の法律か理解する 参考文献・六法の紹介
 

 第2回労働契約を締結する:契約とは? 労働契約を結ぶ場合に知っておくこと
 第3回アルバイトにおける知っておくべき労働法

 第4回働くことの対価:賃金 賃金未払いになっていませんか

 第5回働くことの対価: 賃金が増額される場合 

 第6回働く時間とはどのような時間ですか?その時間は労働時間?休憩時間

 第7回労働時間:フレック、裁量労働、変形労働時間などの働く時間の仕組み

 第8回労働時間と休む時間・休む日・休暇:年次有給休暇もらっていますか?

 第9回安全に働く:過労死・過労自殺は若い人の問題でもあります

 第10回安全に働く:労働災害補償について知る

 第11回過労死について 弁護士の先生から講演(都合により、回がずれる場合があります)
 第12回平等に働く:職場における様々な差別の問題について考えよう:男女の差別
 第13回非典型雇用:女性の働き方と年収格差

 第14回女性が働き続けることと労働法・社会保障法の基礎知識

 第15回まとめと確認
授業の運営方法
働くことと労働法について、視覚教材、教科書、パワーポイント等を用いながら講義形式で授業を進める。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法課題はポータルで提出してもらう予定ですので、ポータル上で対応します。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 80% 定期試験においてテストを粉う
小論文・レポート 20% レポートを加点対象とする
テキスト 『労働法講義 第3版』高橋 賢司 中央経済社  


このほか、六法(ポケット六法・デイリー六法を用意すること。六法については講義の初回に説明する
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】