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科目名民事法
担当者山里 盛文
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目生活と法
授業の達成目標私たちの生活の中では、様々な問題が生じます。法律は、その問題を解決する道具です。その中でも民事法とされる様々な法律は、私たちの生活と密接に関係します。この授業では、私たちの生活と密接に関連する民事法について、その中でも特に重要な法律である民法を中心に講義します。民法は、法律の中でも基本となる法律であり、民法の思考方法を身につけることは、他の法分野(刑事法など)を勉強するときにも役立てることができます。
そこで、本講義は、民事法とは何かということを学び、民法における思考方法を学び、その思考方法に従い、問題点について論理的に説明をすることができることを目標とします。また、後半部分では、私たちの生活において生じる具体的な問題について講義しますが、私たちの生活の中で生じる様々な問題について、法律を用い解決する方法について説明することができることも目標とします。
今年度の授業内容民法・民事訴訟法・労働法・社会保障法を主な法分野として、「人の成長の過程(ライフステージ)」にあわせて場面ごとに関わる法を講義します。前半は総論として、「民事法とは」、「契約」、「債務不履行」など、民事法全体に関係する事柄について講義します。後半は各論として、「出生」、「就職」、「相続」といったライフステージにおける出来事と法について講義し、現代的な問題として、「セクシャル・ハラスメント」、「消費者問題」、「医療に関する問題」といったテーマも検討します。そして、具体(出来事)と抽象(法)を行き来する考え方にふれてもらうことをねらいとします。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について① 事前学習(120分)
レジュメなどの授業資料や教科書の該当頁(ページ)をよく読み、内容を理解しておいてください。また、余力があれば、③の「共通事項」を行ってください。
② 事後学習(120分)
レジュメなどの授業資料や教科書を読みノートにまとめるなどして、授業の復習をしてください。また、余力があれば、③の「共通事項」を行ってください。
③ 事前・事後学習共通事項
法律学では、独特の言い回しや用語が登場します。勉強をする上では、これらになれる必要があります。したがって、授業に望むにあたって、教科書などを読み、法律学の独特な言い回しや用語について触れておいてください。また、この授業で扱う民法は、私たちの生活と密接に関連している法律なので、私たちは、日々、民法に触れているということができます。そこで、日々の生活において、民法に関係しそうな事柄、ニュースなどについての情報を収集しておいてください。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項法律学では、独特の言い回しや用語が登場します。勉強をする上では、これらになれる必要があります。したがって、授業に望むにあたって、授業資料(レジュメ・パワーポイント)や教科書などを読み、法律学の独特な言い回しや用語について触れておいてください。
第1回ガイダンス 民事法とは
第2回民法の全体像
第3回契約
第4回債務不履行 (契約違反と救済手段)
第5回契約の解消 (契約違反以外の解消手段)
第6回民事裁判
第7回出生 未成年者と法
第8回住居と法
第9回就職 労働と法 ハラスメント
第10回家族 婚姻 親子関係と法
第11回消費生活と法 ① (消費者法総論)
第12回消費生活と法 ② (キャッシュレス決済と法)
第13回医療と法 医療過誤
第14回離婚(婚姻の解消) 相続
授業の運営方法対面・講義形式で行います。また、「その他、他の受講生への注意事項」も参照してください。

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法小テストの実施後、または、レポートの回収後、解説や講評を行います。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 70% 論述式試験
小論文・レポート 30% レポートor小テスト リアクションペーパー加点
授業参加 0% 特にありません。
テキスト 今尾真=大木満=黒田美亜紀=伊室亜希子編著『フレッシャーズのための民事法入門(第2版)』(成文堂・2020年11月)
定価:2860円(税込)
ISBN:978-4-7923-2761-3
その他、履修生への注意事項 私語、その他、他の受講生の迷惑となる行為は禁止します。
出席は、ポータルのスマホ出席によりカウントします。
授業資料(レジュメ・パワーポイントのスライドなど)については、教室での配布はしません。したがって、自身でプリントアウトするか、パソコンなどでダウンロードするかしてください。
また、授業においては、レジュメ・パワーポイントをもとに口頭で説明を加えますので、各自、メモをするなどして知識を定着させてくださいください。
リアクションペーパーの提出は、ポータルで行います。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】