科目名 | ファッション論 | |
担当者 | 深町 浩祥 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | メタファッション概論 | |
授業の達成目標 | ファッションは人々に、「新しさ」を示すことで生み出される社会現象と経済活動と言える。この講義では「すべてのものは有機的なつながりを持っている」という前提に立ち、ファッションをひとつ上の次元からみる「メタ(抽象的)思考」の視点を導入する。本授業を通じて、ファッション概念の歴史的変遷とファッションが対象とするアート、デザイン、仮想空間、AI技術、ビジネス等の分野横断的要素と理論を説明できるようになることを目標とする。 | |
今年度の授業内容 | ファッションという概念の本来の意味を学んだ上で、美学、美術史、デザイン、音楽、現代アート、映画、マンガ・アニメ、ゲームなど、周辺分野との関係性について、アルス・コンビナトリアの概念を踏襲しながら、メタ思考・メタ認知による発想法について講義形式で紹介する。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に公開される各回の授業資料を予習し、授業後には重要なポイントを自ら調べ、確認しておくこと。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 日常の生活の中にあふれる情報を意識的に遮断する時間を持ち、ある事象の背景にある本質を思考する訓練を行い、多くの人とその事象についてディスカッションする機会をつくること。 | |
第1回 | ガイダンス:「Fashion」の本当の意味 | |
第2回 | ファッション概念の変遷 | |
第3回 | アパレルファッション国外 | |
第4回 | アパレルファッション国内 | |
第5回 | アルス・コンビナトリア | |
第6回 | ファッションとスペクタクル社会 | |
第7回 | ファッションとメディアデザイン | |
第8回 | ファッションと現代アート | |
第9回 | ファッションと美学・美術史 | |
第10回 | ファッションと建築空間 | |
第11回 | ファッションと地域・民族文化 | |
第12回 | ファッションと音楽 | |
第13回 | ファッションと心理的行動 | |
第14回 | ファッションと法 | |
授業の運営方法 | この授業はオンライン選定科目に指定されているため、Microsoft Teamsによるオンライン授業となる。具体的内容は、「その他、履修生への注意事項」を参照のこと。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | レポート回収後、特徴的な見解の紹介や典型的な誤解についての解説を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 60% | 期末課題 |
授業参加 | 10% | 積極的な発言など。 |
その他 | 30% | Web提出レポート等 |
テキスト | 適宜指示する |
参考文献 | 深町浩祥訳『ファッションデザイン 101のアイデア 』フィルムアート社 、2011 深町浩祥編著『世界へひらくJAPAN FASHION ──本当のクール・ジャパンをつくる人たち』フィルムアート社、 2011 小田部 胤久『芸術の逆説』東京大学出版会、2001 小田部 胤久『西洋美学史』東京大学出版会、2009 外山紀久子編『musica mundana:気の宇宙論・身体論』埼玉大学教養学部リベラル・アーツ叢書,、2015 |
関連ページ | 適宜指示する |
その他、履修生への注意事項 | オンライン授業については、Microsoft Teams を使用し、リアルタイムで行う。初回授業 の前に履修生宛に Teams のコードを伝えるので、オンライン授業の日は Teams にアクセスし、 コード入力をしてチームに参加すること。 資料閲覧:授業資料の閲覧は、Teamsの利用を基本とする。 出席管理:ポータルの出席コード管理を利用する。 授業内容:状況により内容に変更が生じる場合がある。 柔軟な発想、社会の表層と深層との関係、物事の奥深さに興味があり、共創的協働や多角的な視点を身につけたい学生の履修が望ましい。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |