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科目名イタリア語とイタリア文化
担当者河村 英和
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目
ベルカント・オペラから学ぶイタリア語とイタリア文化
授業の達成目標指定のテキストでイタリア語の初歩を学び、19世紀前半のベルカント・オペラの美しいアリアや歌曲を実際に聞き歌ってみることで、イタリア語・音楽の美しさに触れながら、イタリアの歴史・文化を知り教養を高める。
今年度の授業内容みなさんが知っている耳馴れた曲が、じつはイタリアオペラであることは少なくありません。本講義では、初めて聞く曲でもうっとりするような、とくにロマンチックなメロディーのアリア(女声独唱パート)を紹介しながら、イタリアのベルカントオペラとまつわる歴史文化を知り、歌唱実演も行います。取り上げる主なオペラ作曲家は、ベッリーニ Bellini、ロッシーニ Rossini、ドニゼッティ Donizetti、ヴェルディ Verdiです。オペラの歌詞からイタリア語・単語も学べます。また、東京ディズニーシー内にあるイタリアの町を模したエリア「メディテレーニアンハーバー」では、ナポリの伝統音楽・民謡がふんだんにBGMで使われていますが、その元となる楽曲について触れる回も設けています。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間についてイタリア語の外来語ですでにカタカナ日本語として定着しているものを、知っているだけ思い巡らしてください。日本で生活している日常で、イタリア料理・菓子・ファッション・音楽・美術・建築・デザインなど、どれほどあるのでしょうか。気にかけてみてください。復習は10分でもよいので、新たに知った言葉や文章・事物を中心に必ず行ってください。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項授業で習った歌曲・オペラのアリア(イタリア語の歌詞とその対訳、楽譜も配布する)を、自分でもYoutubeで検索して、じっさいに歌ってみてください。楽しく自然とイタリア語の単語も覚えられます。
第1回挨拶、アルファベート、発音(教科書のLezione0)
モーツァルト《フィガロの結婚 Le Nozze di Figaro》(1786年)より「Voi che sapete che cosa e' amor」
第2回教科書のLezione1
パイジェッロ《ニーナあるいは恋にのぼせた娘 Nina o sia la pazza per amore》(1789年)より「Il mio ben quando verra’」
第3回教科書のLezione2
ロッシーニ《セビリアの理髪師 Il Barbiere di Seviglia》(1816年)より「Una voce poco fa」
第4回教科書のLezione3
ロッシーニ《ランスへの旅 Il viaggio a Reims》(1825年)より「All’ombra amena del Giglio d’or」
第5回教科書のLezione4
ロッシーニ《ヴィルヘルム・テル Guglielmo Tell》(1829年)より「Selva opaca」
第6回教科書のLezione5
ベッリーニ《カプレーティとモンテッキ I Capureti e i Montecchi》(1830年)より 「Oh! Quante volte, oh! quante」
第7回教科書のLezione6
ドニゼッティ《アンナ・ボレーナAnna Bolena》(1830年)より「Al dolce guidami castel natio 」
第8回教科書のLezione7
ベッリーニ《ノルマ Norma》(1831年)より 「Casta Diva」
第9回教科書のLezione8
ドニゼッティ《ランメルモールのルチア Lucia di Lammermoor》(1835年)より 「Regnava nel silenzio / Quando rapito in estasi」
第10回教科書のLezione9
ベッリーニの歌曲《Vaga luna che inargenti》(1838年)
第11回教科書のLezione10
作者不詳(ドニゼッティ?)のナポリ歌曲《Te voglio bene assaje》(1839年)
コットロー編のナポリ民謡《Santa Lucia》(1849年)
第12回教科書のLezione11
ヴェルディ《ナブッコ Nabucco》(1842年)より「Va, pensiero, sull'ali dorate」
第13回教科書のLezione12
ヴェルディ《エルナーニ Ernani》(1844年)より「Ernani, Involami!」
第14回教科書の復習
ヴェルディ《椿姫 La Traviata》(1853年) より「乾杯の歌 Brindisi」

授業の運営方法前半、教科書でイタリア語を学び、後半ではイタリア・オペラのアリア・歌曲を聞き・歌う。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法教科書『ボナペティート! -おいしいイタリア語、めしあがれ』の練習問題を、毎回宿題にします。次週に解答を配布します。期末課題もあります。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
その他 100% 毎回の宿題の提出・最終課題など
テキスト 有田豊・中山明子『ボナペティート! -おいしいイタリア語、めしあがれ』朝日出版社、2023年( ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4255553191)2750円
※イタリア語学習用です。事前に購入し、毎回必ず持参すること。

参考文献 スタンダール(山辺雅彦・訳)『ロッシーニ伝』みすず書房、1992年(高価な本ですが、跡見の図書館にあります)
その他、履修生への注意事項 評価は、すべて課題の内容によって総合的に判断します。

※教科書『ボナペティート! -おいしいイタリア語、めしあがれ』(本シラバスの「テキスト」の項目を参照)は、必ず購入して、毎回持参してください。

※課題の回収、資料配布は、Teams上で行います。大学から配布されているMicrosoft365のアカウントを取り、Teams(無料版ではなくて大学版)をインストールしておいてください。

※質問や問い合わせはポータルを使用せず、必ず直接メールで(kawamura@atomi.ac.jp) またはTeamsの一般投稿欄の書き込みでお願いします。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】