科目名 | ミステリー文学 | |
担当者 | 梶山 秀雄 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 英米および日本ミステリー文学の作品構造と文化的背景の考察 | |
授業の達成目標 | 英米およびミステリー文学の作品構造と文化的背景の理解 | |
今年度の授業内容 | 英米ミステリー文学を概観しながら、コナン・ドイルやアガサ・クリスティといった代表的な作家の作品が、後にどのようにリライトされているのか、アダプテーション理論を用いながら検討しながら、それらを支えている時代や社会の文化的背景にも目を向ける。また、日本のミステリー作品を取り上げて、比較文学的アプローチも試みる。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 授業で取り上げるテクストに目を通し(映像作品でも可)あらすじを把握しておくこと。予習2時間、復習2時間の予定。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 興味のある(あるいは好きな)ミステリー作品が、授業内で扱うテーマとどのように関係があるのか、自分なりに議論を展開してみる。また、新たに未読のテクストを狩猟し、読み進めながら同様の作業を行う。 | |
第1回 | ガイダンス。授業の内容と進め方について説明します。 | |
第2回 | 英米ミステリー文学の歴史についてエドガー・アラン・ポーに始まる英米ミステリー文学の歴史をG・K・チェスタトンのミステリー論を参照しながら概観します。 | |
第3回 | アダプテーション理論について。オマージュあるいはリスペクトの精神から生み出される作品の一般的な例について解説します。 |
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第4回 | シャーロッキアンについて。『名探偵コナン』のエピソードを視聴し、シャーロック・ホームズをモチーフとした作品の歴史について解説します。 |
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第5回 | 『緋色の研究』について。BBCドラマ『緋色の研究』を視聴して、代表的なシャーロック・ホームズの作品について解説します。 | |
第6回 | 『ピンク色の研究』について。BBCドラマ『SHERLOCK』 (2010年)のエピソード1を視聴し、この作品がどのように『緋色の研究』を現代的にアレンジしているかを解説します。 |
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第7回 | 『オリエント急行殺人事件』について。『名探偵コナン』のエピソードを視聴し、アガサ・クリスティをモチーフとした作品の歴史について解説します。 |
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第8回 | 『オリエント急行殺人事件』について。BBCドラマ『オリエント急行殺人事件』を視聴して、代表的なアガサ・クリスティの作品について解説します。 |
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第9回 | 『オリエント急行殺人事件』について。映画『オリエント急行殺人事件』(2017年)を視聴し、この作品がどのように『オリエント急行殺人事件』を現代的にアレンジしているかを解説します。 |
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第10回 | 『オリエント急行殺人事件』について。三谷幸喜脚本のフジテレビドラマ『オリエント急行殺人事件』(2015年)を視聴し、この作品がどのように『オリエント急行殺人事件』を現代的かつ日本的にアレンジしているかを解説します。 |
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第11回 | 日本のミステリー文学の歴史について、日本のミステリー文学の歴史を江戸川乱歩のミステリー小説論を参照しながら解説します。また日本のミステリー作品が海外からどのような影響を受けたのかを考察します。 | |
第12回 | 江戸川乱歩について。代表的な江戸川乱歩の作品について、映像作品を視聴しながら解説します。 | |
第13回 | 松本清張について。代表的な松本清張の作品について、映像作品を視聴しながら解説します。 | |
授業の運営方法 | 初回の授業時に担当教員が伝える。 遠隔授業の実施方法について 具体的な内容は「その他、履修生への注意事項」を参照のこと |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 毎回、その週の講義の内容に関するアンケートに実施し、感想や質問への回答などのフィードバックを行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 50% | |
授業参加 | 30% | 授業参加への参加度 |
その他 | 20% | 授業の感想、質問など |
テキスト | 担当教員が適宜伝える。 |
参考文献 | 担当教員が適宜伝える。 |
関連ページ | 担当教員が適宜伝える。 |
その他、履修生への注意事項 | 担当者の指示に従い、予習・復習を行うこと。 遠隔授業の実施に伴う注意点は以下のとおり。 ・遠隔授業については、資料・録画・課題等の配信、Teams, Zoom等でのリアルタイム配信で行う。 ・出席回数のカウントは、対面時は通常通り、遠隔授業時は、基本的に課題提出回数をもとに換算する。但し、遠隔授業時にTeamsやZoom等のリアルタイム配信を行う場合は、その参加によって出席をカウントすることもある。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |