科目名 | 日本宗教論 | |
担当者 | 相澤 秀生 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 意識と行動から探る宗教とのかかわり | |
授業の達成目標 | 各種の統計調査から明らかなように、日本人は宗教に対する信仰をもたない人びとが過半数を占めます。宗教には不気味、怪しい、危険といった負のイメージがともない、自分自身には身近ではないと考えがちですが、その反面で初詣や墓参りといった宗教行動をとる人は決して少なくありません。これをどのように考えるでしょうか。 本講義では、宗教学や宗教社会学などの先行研究をもとに、日本人の宗教行動の特徴を捉えたうえで、宗教に対する自分自身の関わり方を自覚的に捉える視点を養うことが目的です。 日本人の宗教に対する考え方や行動について、その特徴を実証的な資料(先行研究にみられる質問紙調査やフィールドワークの結果など)に基づいて、自分なりに説明できるようになることを目標とします。 |
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今年度の授業内容 | 本講義では、宗教行動を考えるうえで重要な基礎的な理論を、宗教学や宗教社会学などの研究成果に基づいて学んだ後、通過儀礼、祈願、供養といった宗教行動に注目し、映像資料を視聴してその特徴を捉えます。 そのうえで、グループワーク(ディベート、ディスカッションなど)を実施し、日本人と宗教とのかかわりを多様な観点から考える機会とします。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に教員が作成したテキストを読んで概要を押さえ、疑問に感じたことや、印象に残ったことをまとめておく。講義後、事前学習の内容も踏まえて授業を振り返り、要点を自分なりにまとめ、理解を深めておくこと。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 本講義では、コメントカードの提出やグループワークを実施します。これらは成績評価の対象です。 授業内容の理解を深め、関心を広げるため、授業テーマと関連する新聞や雑誌などの情報を日頃からクリッピングしておくことを心掛けてください。 |
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第1回 | イントロダクション | |
第2回 | 宗教の捉え方と類型 | |
第3回 | 何が宗教と考えられてきたのか | |
第4回 | 宗教意識と宗教行動の特徴 | |
第5回 | 宗教団体と類型 | |
第6回 | 儀礼の類型 | |
第7回 | 通過儀礼(1)—成年儀礼と成人式 | |
第8回 | 通過儀礼(2)—映像で学ぶ通過儀礼の三局面 | |
第9回 | お祭り | |
第10回 | 現世利益と宗教 | |
第11回 | 死と宗教 | |
第12回 | 葬祭儀礼(1)—葬祭の役割 | |
第13回 | 葬祭儀礼(2)—映像から死の人称を探る | |
第14回 | 葬祭儀礼(3)—葬祭と仏教 授業のまとめ |
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授業の運営方法 | 本講義では教員が作成したテキストを事前に配布し、適宜視聴覚資料を使用します。 受講者の関心や理解度を知るために、コメントカードの提出を求めます。 また授業で学んだ知識を主体的に活用してもらうため、口頭で意見を求めたり、グループワークを実施します。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | コメントカードやグループワークの内容について、次回の講義の冒頭で講評を行ないます。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
授業参加 | 55% | コメントカードの提出、グループワークの参加•発表 |
定期試験 | 45% | 基礎的な理論に関する問題。詳細は授業で指示します。 |
テキスト | 教員が作成したテキストを配布します。 |
参考文献 | 授業中に指示します。 |
その他、履修生への注意事項 | この授業に関する留意事項は以下の通りです。 ・初回の授業には必ず出席してください。授業の内容や進め方、成績評価の仕方などについて、受講者とともに確認や取り決めをします。 ・帽子の着用を原則として禁止します(着用が必要な場合は、理由書を提出のこと)。 ・この授業では、学生参加型の形態をとり、グループワークを実施します。グループワークが苦手な学生は注意してください。 ・重要な連絡は授業内だけでなく、ポータルを通じても行ないますので、ポータルの確認をこまめに行なってください。 ・受講者の関心や理解度に応じて、講義スケジュールや内容を変更する場合があります。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |