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科目名テーマで学ぶ英語(メディア)I
担当者吉田 信夫
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目英語情報の理解や、英語での表現活動における、インターネット、および、無料翻訳ツールの活用方法
授業の達成目標この授業には、大きく分けて、下記の4つの達成目標があります。

第1の目標は、TVドラマ・コメディ、映画、音楽等の英語音声表現のリスニング活動を積み重ねることによって、それらをより良く、より多く聴き取れるようになること。
第2の目標は、上記のTVドラマ・コメディ、映画、音楽等の英語表現を、オンライン辞書やインターネットで調べる活動を通して、紙媒体の辞書では調べることの出来ない英語の口語表現やスラング等の意味を、インターネットで調べることが出来るようになること。
第3の目標は、卒業論文の英語文献に取り組むにあたって、無料翻訳ツールやインターネットを上手に活用することが出来るようになること。
第4の目標は、たとえば、インスタグラムの写真等に、英語の説明文やコメントをつける等の英語のライティングに、インターネットや無料翻訳ツールを、効果的に活用することが出来るようになること。


今年度の授業内容授業における活動の内容は、大きく分けると、下記のA、B、C、Dの4つの活動です。

A.    TVドラマのまとまったエピソードの映像を題材にしてのリスニング活動、および、その英語音声表現の意味の理解のための活動。
B.    映画・グラミー賞・アカデミー賞のスピーチ・英語の歌等の英語を聴きとって、理解する活動。
C.    無料翻訳ツールやインターネットを上手に活用しながら、映画・音楽・ファッション・演劇・食文化等に関する卒業論文の参考文献として、よく引用されるような英語文献に取り組む活動。
D.    インターネットや無料翻訳ツールを活用しながら、インスタグラムの写真等に、英語の説明文やコメントをつける活動。

割合は、おおよそ、各、Aが60%、Bが15%、Cが20%、Dが15%です。
歌の英語に関しては、ジャズ、ポップ、R&B、ロック、カントリー、ヒップホップ等から、幅広く題材を選ぶ予定です。


準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について映像・音声の英語にしても、活字の英語・英文にしても、各自、まずは、一度、終わりまで一通り、観たり、聴いたり、読んだりして、全体のイメージを把握しようとつとめた上で、わからない語句等の意味を調べたりして、予習して下さい。
予習は、英語を理解するための準備作業、復習は、理解した英語を身につける作業です。
少なくとも、予習と同等以上の時間を、復習にもあてるように努めましょう。
合計15時間
自習に関する一般的な指示事項英語力向上のためには、予習以上に、復習の重要度がとても高いので、授業で説明された事項等を、繰り返し、よく復習下さい。
文章の構造や文法が理解出来たことと、その文章を身につけるということは、別次元の問題です。
構造や文法が理解出来た文章等も、時間を置いて、各自、何度も読んだり、聴いたりを重ねて、その文章をより深く自分の身につけるようにつとめて下さい。


第1回グラミー賞授賞式の受賞スピーチ
第2回TVドラマ・コメディ、エピソードA(1)
ポップ・ソングの歌詞の英語


第3回TVドラマ・コメディ、エピソードA(2)
ジャズの歌詞の英語


第4回TVドラマ・コメディ、エピソードA(3)
ポピュラーカルチャーに関する卒業論文の英語文献(1)


第5回TVドラマ・コメディ、エピソードA(4)
インスタグラムの写真に、英語の説明・コメントをつける(1)


第6回TVドラマ・コメディ、エピソードA(5)
ロックの歌詞の英語


第7回TVドラマ・コメディ、エピソードA(6)
映画の英語(1)


第8回08回
TVドラマ・コメディ、エピソードB(1)
ポピュラーカルチャーに関する卒業論文の英語文献(2)


第9回TVドラマ・コメディ、エピソードB(2)
カントリーの歌詞の英語


第10回TVドラマ・コメディ、エピソードB(3)
インスタグラムの写真に、英語の説明・コメントをつける(2)


第11回TVドラマ・コメディ、エピソードB(4)
映画の英語(2)


第12回TVドラマ・コメディ、エピソードB(5)
ポピュラーカルチャーに関する卒業論文の英語文献(3)


第13回TVドラマ・コメディ、エピソードB(6)
ラップの歌詞の英語


第14回TVドラマ・コメディ、エピソードB(7)
インスタグラムの写真に、英語の説明・コメントをつける(3)


授業の運営方法映像・音声・活字資料等を題材に進めます。
目安として、毎回の授業時間の約60%は、TVドラマ・コメディのエピソードを通しての映像を題材としたリスニング活動、および、その英語音声表現の意味の理解のための活動を行います。
毎回の授業時間の残りの約40%は、グラミー賞・アカデミー賞のスピーチ・英語の歌や映画の英語のリスニングと理解、無料翻訳ツールを活用して、ポピュラーカルチャーに関する卒業論文の英語文献に取り組む活動、インターネットや無料翻訳ツールを活用しながら、インスタグラムの写真等に、英語の説明文やコメントをつける活動等です。
インターネット上の無料翻訳ツールで日本語に自動翻訳し、その正確さを検討する活動を行うにあたっては、文体の違い、入力する際のレイアウト等に注目しながら進めます。


課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法ポータルを通して提出された課題等から数名分を選び、匿名で紹介した上で、授業において、コメント・語句説明等を加えたり、ポータルから、コメントや補足説明を配信したりします。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0%
小論文・レポート 0%
授業参加 20% 授業の参加度は、提出された課題の内容から判断します
その他 80% ポータルを通しての数回の提出課題の内容
テキスト 授業の際に教室にて、プリント配布、あるいは、ポータルを通して、配信します。
インスタグラムの写真につける英語の説明・コメントに関しては、下記のURL等を使用。
{NY’s Instagram account, https://www.instagram.com/nobuoyoshida_ny/}


参考文献 その都度、授業、および、ポータルを通して、紹介します。
関連ページ
{NY’s Instagram account, https://www.instagram.com/nobuoyoshida_ny/}
その他、その都度、ポータルを通して、URLを紹介します。


その他、履修生への注意事項 自動翻訳ツールに関しては、有料版を購入する必要はなく、無料版で十分ですが、無料版の場合、1ヶ月に翻訳することが出来るファイル数に上限があったりするので、むやみやたらに使用せず、使用可能な回数等に注意しながら進めて下さい。
題材は、英語学習用のテキストではなく、一般の映像・音声・書物です。
映像・音声の英語にしろ、活字の英語の文章にしろ、わからない語句が出て来た際に、いきなり、その都度、辞書を調べたりすることは避けましょう。まずは、最後まで、観たり、聴いたり、読んだりして、全体像を把握しようとした上で、そのあと、気になった語句の意味等を調べるように心がけましょう。
どのような題材も、テーマに関する知識という観点から見て、無色透明ではあり得ません。
授業の題材のテーマである映画、TVドラマ・コメディ、音楽、ファッション等のポピュラーカルチャーや文化史等の知識に関しては、英語の内容理解のために必要であれば、映像、画像、活字、英語、日本語等の別を問わず、表現は悪いですが、「手段を選ばない」くらいの情熱を持って、調べましょう。そういう知識・情報を検索したり、調べたりすることも、この授業の活動の重要な一部分です。その意味では、英語の学習ととらえて取り組むよりも、テーマに興味を持ち、テーマについての情報を得るという姿勢で取り組む方が、結果的には英語力の向上につながるかもしれません。

「テーマの内容・英語に対する関心・情熱・執着心」 > 「語学的な難易度に伴う努力の必要度」
なら、継続的に取り組むことは成功する可能性が高くなると言えるかもしれない一方、

「テーマの内容・英語に対する関心・情熱・執着心」 < 「語学的な難易度に伴う努力の必要度」
なら、継続的に取り組むことは辛い活動になる可能性が高くなると言えるかもしれません。

英語が好きで得意な人にとっての英語力をさらに向上させる機会になれば良いと考えていますが、同時に、現在の自分の英語力に自信はないが、上記のテーマに関する英語情報を理解出来るようになりたいと願う人にとって、英語情報とつき合うきっかけになれば良いとも考えています。


卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】