科目名 | 体育実技G | |
担当者 | 水谷 幸恵 | |
開講期 | 2023年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 1単位 | |
授業の方法 | 実技 | |
授業題目 | フィットネス(個人の目的に合った運動処方) | |
授業の達成目標 | 健康維持増進のためのスポーツの観点から、個人の目的に合った運動を適切に行えるように、その知識と運動方法を学ぶことを目的とします。その日の体調に合った運動(運動の種類・種目・方法)を、どのくらい(運動量・運動頻度)行えばよいかという「運動処方」を、安全かつ適切に立てられるようになることを到達目標とします。また基本の救急処置を身につけ、緊急事態発生時に対応できるようになることを到達目標とします。 | |
今年度の授業内容 | 生涯にわたり運動を実践してゆくことは、私たちの心身の健康を維持増進させるための重要な要素です。ただし、運動実践の目的や体力、心身のコンディションは個人差やその日の状況での変化がありますので、毎時間、各自の個人データ(体重・体脂肪・血圧・心拍数等)を測定し、コンディションを把握します。その上で、個人またはグループで運動に関する知識と方法の理論に基づくコンディションに合った運動プログラムを立て、それに沿って運動を行います。 | |
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に配信される講義スライドを確認し、専門用語等を理解した上でプログラムを立てるようにしてください。また、各運動理論に基づいたプログラム実践後はその内容を振り返り、評価測定の結果を次回のプログラム作成に応用させてゆくようにしてください。 | 合計7.5時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 専門用語については、書籍を参考にまとめておくようにしてください。 | |
第1回 | ガイダンス、個人カルテの作成 / 救急処置の必要性と種類 | |
第2回 | 個人の運動目的 / 健康づくりのための身体活動量・運動量の測定と評価 | |
第3回 | 運動実践に伴う心理社会的効果 | |
第4回 | 体力の測定と評価 | |
第5回 | ウォーミングアップ、クーリングダウンについての基礎理論 | |
第6回 | 運動プログラムの作成と実際(ウォーミングアップ、クーリングダウン) | |
第7回 | ストレッチング、リラクゼーションについての基礎理論 | |
第8回 | 運動プログラムの作成と実際(ストレッチング、リラクゼーション) | |
第9回 | 有酸素性運動、無酸素性運動についての基礎理論 | |
第10回 | 運動プログラムの作成と実際(有酸素性運動、無酸素性運動) | |
第11回 | ウォーキング、ジョギングについての基礎理論 | |
第12回 | 運動プログラムの作成と実際(ウォーキング、ジョギング) | |
第13回 | 運動行動変容の理論と実際 | |
第14回 | グループ単位による運動プログラミング発表と実践 | |
第15回 | 総括、個人の運動プログラム作成 | |
授業の運営方法 | 体育館にて対面実技を行います。その日のコンディションを把握後、学修した運動理論に基づいて運動プログラムを作成し、そのプログラム実践をします。授業終了後には運動実践評価としての個人カルテを提出していただきます。また、全ての運動理論レクチャー終了後には、運動の目的に沿ったグループ単位による総合的な運動プログラミングの作成および発表と実践をしていただきます。 遠隔授業の実施に関しては、各運動理論についてのオンデマンド配信を行います。具体的内容は、「その他、履修生への注意事項」を参照してください。 |
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課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 個人カルテ、学修評価課題は回収後に各自への総括コメント送付を、ポータルを通して行います。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 15% | 目的に応じた運動プログラムの発表 |
小論文・レポート | 30% | 個人カルテ(真摯かつ的確な測定および記録)、学修評価課題 |
授業参加 | 50% | 協力的・思いやりを持った授業態度での積極的・前向きな授業参加、学修事項の理解力 |
その他 | 5% | 目的に応じた運動プログラムの作成 |
参考文献 | 健康・体力づくり事業財団:健康運動実践指導者養成用テキスト、南江堂 |
その他、履修生への注意事項 | <対面授業について> 1)受講希望者はガイダンスを必ず受講してください。体育館履き他、準備する物および、個人カルテ作成の説明をします。 なお、ガイダンスでは実技は行いませんが、救急処置の実践を行いますので動きやすい服装で参加してください。 2)怪我防止の観点から、長い爪・付け爪の学生の受講は認めません。 <遠隔授業の実施方法について> ①遠隔授業時の出欠確認 授業終了後にポータルから配信する小テストを解答期日中に遂行・提出することをもって出席とします。 ②遠隔授業の実施方法 各運動理論を系統的に学修していただきます。あわせて、講義内容および心身機能に関連する話題について、多肢選択式および受講生の見解を示していただく論述式による小テストを行います。その提出をもって出席確認および学修事項の理解、分析力をみる成績の根拠とします。また、個別に行う運動実践評価としての個人カルテを提出していただきます。 ③遠隔授業時の成績評価の方法 小テストによる学修事項の理解力:50%、個人カルテ:30%、運動プログラム作成と実践の工夫:20% |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |
実務経験の概要 | 健康運動指導士 |
実務経験と授業科目との関連性 | 健康運動指導士としての健康運動指導経験を活かした実技指導を行います。 |