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科目名簿記会計基礎演習I
担当者中村 仁、織田 香里
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法演習
授業題目会計の処理の原則および手続きの基礎
授業の達成目標複式簿記における期中取引の仕訳、転記、試算表の作成および、日商簿記3級レベルの決算整理が行えるようになる。また、株式会社、法人税、消費税の基本的な仕組みを理解し、必要な金額の計算ができるようになる。
今年度の授業内容初学者を対象に、会計の基礎からスタートし、取引の内容をイメージしながら1つ1つの処理を確認していきます。日商簿記3級の基本レベルです。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について主に復習として、授業内で解いた問題の解き直しを行い、知識の定着に努めること。また、学習内容と自身を取ります社会とのかかわりがイメージできるよう、広くニュース等に興味を持つこと。自習時間80時間です。 合計15時間
自習に関する一般的な指示事項簿記は「習うより慣れろ」と言われています。毎日少しずつ問題を解き続けることが定着に繋がります。また、疑問に感じたことは積極的に質問をして解決してください。
第1回オリエンテーション 簿記の意義
第2回財務諸表と簿記の5要素、日常の手続き(簿記上の取引、仕訳、勘定転記)
第3回商品売買(仕入・売上、掛取引、手付金、受取商品券、返品、諸掛り)
第4回現金・預金、小口現金、クレジット売掛金、手形取引、電子記録債権・債務
第5回その他の取引(貸付金・借入金、利息の計算、有形固定資産の取得、賃借)
第6回その他の取引(有形固定の売却、未収入金・未払金、仮払金、給与、諸会費)
第7回さまざまな帳簿の関係、試算表
第8回決算、決算整理(現金過不足、売上原価)
第9回決算整理(貸倒れ、減価償却)①(有形固定資産の減価償却と固定資産台帳)
第10回決算整理(減価償却)②(有形固定資産の売却)(貯蔵品、当座借越)
第11回決算整理(経過勘定)、決算整理前残高試算表
第12回試算表 勘定の締め切り(英米式決算)
第13回損益計算書と貸借対照表 株式の発行
第14回剰余金の配当と処分、税金 証ひょう 伝票
授業の運営方法インプットとアウトプットの繰り返しにより無理なく定着を目指します。具体的には、基本的な処理の説明の後、実際に手を動かして問題を解いていきます。個別論点から徐々に総合問題へと進めます。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法定着度を確認するために、リアクションペーパー、ミニテスト、宿題などの提出を求め、曖昧になっている論点を洗い出し、詳細に解説を行います。難しい論点については、定着の確認も行います。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 60% 定期試験1回行います。
授業参加 20% リアクションペーパーや宿題の提出による参加度、問題解決に向けての積極的態度を評価に反映します。
その他 20% 単元ごとに授業中にミニテスト(実施前に予告)を実施し、提出された答案を評価します。
テキスト TAC簿記検定講座編/「合格テキスト 日商簿記3級Ver.14.0」/TAC出版/2023年/本体2,000円(税別)/ISBN978-3-300-10488-0
TAC簿記検定講座編/「合格トレーニング 日商簿記3級Ver.14.0」/TAC出版/2023年/本体1,500円(税別)/ISBN978-4-300-10489-7
その他、履修生への注意事項 電卓(10桁以上)を用意してください。ミニテスト、定期試験共に、テキストのみ持ち込み可とします。テキストへの書き込みは自由です。
本講義は、通期学習を推奨しております。秋学期の簿記会計基礎演習Ⅱも受講することで、日商簿記3級受験レベルの知識とテクニックを身につけることができます。1年間受講するようにしてください。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】
実務経験の概要 日商簿記検定、建設業経理検定、ビジネス会計検定対策の担当講師
実務経験と授業科目との関連性 簿記検定対策講師として15年以上の講師歴(簿記会計基礎演習を通年で受講することにより、日商簿記3級取得を目指す。)