[戻る]
科目名キャリア基礎演習(公務員・政治経済)I
担当者坪原 紳二、山本 武秀
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目就職試験のための社会科学入門<政治編>
授業の達成目標公務員試験で出題される社会科学系科目(政治、社会事情、国際事情)の初級問題が解けるようになります。具体的には、日本の国会や選挙の仕組みについて説明できる。法律の作られ方について説明できるようになる。利益団体やメディアの役割や機能について説明できるようになる、といったように、政治や社会に関する基本的な知識を身に着けながら、現代の日本や世界についての知見を深め、よりよく日本や世界について他の人に説明できる知識やスキルが身につきます。
今年度の授業内容本講義は公務員試験で出題される社会科学系科目の入門編です。基本的には公務員志望者を主な対象としていますが、民間企業への就職試験にも役立つ政治及び経済の知識を効率的に学習するのにも役立ちますので、民間志望者も歓迎します。要するに、本講義はいずれに就職するにしても知っておくと役立つ政治・経済・社会に関する基礎知識を身につける内容となっています。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について毎回の講義前日までに、ポータルサイトにてレジュメを配布します。レジュメに記載の課題について予め検討した上で講義に参加して下さい。講義冒頭で各自の見解を発表してもらいます。 合計15時間
自習に関する一般的な指示事項疑問点は積極的に質問してください。特に公務員試験及び就職に関する疑問や質問を待っています。

第1回「公務員って何?」公務員や行政、採用試験の仕組みについて概説します。
第2回「政治って何?」権力、国家などの基本概念について概説します。
第3回「民意とはなんだろうか?」民主主義の制度や理論について概説します。
第4回「民主的な決定とはなんだろうか?」多数決など意思決定の仕組みについて概説します。
第5回「首相と大統領はどちらが強いか?」議院内閣制と大統領制について概説します。
第6回「代表を選ぶとは?」選挙の仕組みについて概説します。
第7回「国会議員の仕事とは?」議会制度について概説します。
第8回「自民党の強さのヒミツ」政党の歴史や仕組みについて概説します。
第9回「経団連と連合」利益団体の影響力や仕組みについて概説します。
第10回「テレビの影響力とは?」マスメディアの影響力について概説します。
第11回「政治と思想(1)」古代ギリシャから近代までの政治思想について概説します。
第12回「政治と思想(2)」近代から現代の政治思想について概説します。
第13回「日本の政治」戦後日本の政治の歴史について概説します。
第14回これまでの講義の総まとめを行います。講義の参加に際してはこれまで配布したすべての資料を準備して下さい。
授業の運営方法テキスト及びレジュメをベースに講義を行います。レジュメについてポータルに掲示しますので、各自でダウンロードして授業時に持参してください。教室では原則レジュメの配布を行いません。また、毎講義ではリアクションペーパー(授業の感想・意見やクイズに対する答え)を提出してもらいます。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法毎回のリアクション・ペーパーの評価については、次回の講義冒頭においてまとめてコメントします。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 50% 小論文及び多肢選択式の試験で評価
授業参加 50% 毎回のリアクションペーパーで評価
テキスト 藤井剛/「詳説政治・経済研究[第3版]」/山川出版社/2016年/本体2,381円(税別)/978-4-634-05024-2
参考文献 TAC公務員講座/「社会科学[第3版]」TAC出版/2023年/本体2,530円(税別)/978-4-300-10556-6
その他、履修生への注意事項 本講義では講義参加者が講義中に発言を求められることが多々あります。「人前で自分の意見を説明する」ということを練習する機会だと考えて下さい。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】
実務経験の概要 公務員試験対策予備校での講師(2000年から現在まで)。
実務経験と授業科目との関連性 公務員試験で出題される社会科学系の科目(社会科学、政治学、行政学、社会学、国際関係など)について公務員試験予備校で教材作成や講義を行っています。こうした分野の入門的内容を取り扱うのが本講義の目的です。